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シュナイダー杯機の航続距離はおおむねどの程度あったものなのでしょうか?たとえば後期で、350kmを350km/hで約一時間で翔破可能な機体は、巡航だとおおむねどの程度の航続距離だったものなのでしょうか? はたの |
- なかなかリプライがないので参考までに…
シュナイダーカップレースの日本語のまとまった資料はなかなか無いようなのですが、入手困難ながら、航空ジャーナル 1975年5月臨時増刊号「大空への挑戦」に、レース記録とともにかなり詳細な記述があります。
また、この記事の底本になったと思われるのが以下のものです。
http://www.amazon.co.jp/Schneider-Trophy-Story-Edward-Eves/dp/0760311188/ref=sr_1_8?ie=UTF8&s=english-books&qid=1232279914&sr=1-8
航続距離に関する記載は、「巡航」という概念がそもそも無い機種なので、データは非常に見つけづらいと思います。というのは、当時は可変ピッチプロペラが使われておらず、固定ピッチプロペラは当然最大速度で最高の効率が出るように設計されています。そのため、「巡航速度」に該当するものがなく、また、離陸(離水)時には加速が非常に悪いため、無限の滑走距離が取れる水上機が、一時、速度記録を独占した時期があったわけです。
「紅の豚」あたりには美しい巡航風景が見られますが、アレはアニメだからこそのもので、フェラリン中尉のマッキM39/52が優雅に飛んで見せていますが、もし「巡航」に相当する速度で飛んでいたなら相当の迎え角があったはずで、空気抵抗で燃費が酷いものになっていたと思います。
(尚、高揚力装置に関しては、ミッチェルのスーパーマリンS4にはフラップがあったそうですが、どの程度の効果があったかは明らかではないようです)
TOSHI!!
- 追記:忘れていた(というか旧パソにしかブックマークがなかった)サイトをご紹介しておきます。ご参考までに。
http://www.hydroretro.net/indexen.html
TOSHI!!
- なかなかリプライがないので参考までに…
シュナイダーカップレースの日本語のまとまった資料はなかなか無いようなのですが、入手困難ながら、航空ジャーナル 1975年5月臨時増刊号「大空への挑戦」に、レース記録とともにかなり詳細な記述があります。
また、この記事の底本になったと思われるのが以下のものです。
http://www.amazon.co.jp/Schneider-Trophy-Story-Edward-Eves/dp/0760311188/ref=sr_1_8?ie=UTF8&s=english-books&qid=1232279914&sr=1-8
航続距離に関する記載は、「巡航」という概念がそもそも無い機種なので、データは非常に見つけづらいと思います。というのは、当時は可変ピッチプロペラが使われておらず、固定ピッチプロペラは当然最大速度で最高の効率が出るように設計されています。そのため、「巡航速度」に該当するものがなく、また、離陸(離水)時には加速が非常に悪いため、無限の滑走距離が取れる水上機が、一時、速度記録を独占した時期があったわけです。
「紅の豚」あたりには美しい巡航風景が見られますが、アレはアニメだからこそのもので、フェラリン中尉のマッキM39/52が優雅に飛んで見せていますが、もし「巡航」に相当する速度で飛んでいたなら相当の迎え角があったはずで、空気抵抗で燃費が酷いものになっていたと思います。
(尚、高揚力装置に関しては、ミッチェルのスーパーマリンS4にはフラップがあったそうですが、どの程度の効果があったかは明らかではないようです)
TOSHI!!