QQCCMMVVGGTT
2825 妄想話で申し訳ないのですが、大鯨以下の7隻がディーゼルが断念されて最初からオールタービンで建造されたら仕様と戦史にどのような影響を与えた可能性があるでしょうか?

また、52,000馬力でなく伊吹並みの72,000馬力の機関だったら速力はどれぐらいになったでしょうか?
(伊吹の29ノットは少し遅いように感じられますが・・・)
剣高

  1. ♯前半
    7隻って?!
    大鯨・剣崎・高崎・千歳・千代田と、あと2隻は何でしょう?!
    大鯨と剣崎については、改造期間が史実の約1年(不調のディーゼルを降ろしてオールタービンとした)から約3ヶ月程度に短縮され、その分実戦投入が早まるかと。
    千歳・千代田については、史実のタービン・ディーゼル混載から一転シンプルにはなりますが、巡航時の燃費が悪くなるため、当初の建造目的の一つである高速給油艦には適さなくなります。
    まぁ一つフネに欲張って色んな機能を盛り込むとロクなコトが無いってワケだが

    ♯後半
    龍鳳(元・大鯨):
     公試排水量15,300tで52,000shpで26.5ktですから、72,000shpだと出力で約1.38倍
     三乗則を当てはめれば26.5kt×1.11=29.5kt
    翔鳳(元・剣崎)、瑞鳳(元・高崎):
     公試排水量13,950tで52,000shpで28.0ktですから、72,000shpだと同様に28.0kt×1.11=31.0kt
    ただし機関部重量も約1.38倍になりますので、パワーウェイトレシオを70shp/tとすると、機関部だけで約300tの増大ですから、それぞれ0.5ktの速力減で、結局29.0kt(龍鳳)、30.5kt(翔鳳・瑞鳳)ってコトに。
    なお、伊吹(公試排水量14,800t)ですが、L/B(水線長/幅)=9.35で、龍鳳の10.72、翔鳳・瑞鳳の11.19よか幾分ずんぐりなので、29.0ktはマア妥当なトコかなと。
    駄レス国務長官

  2. >あと2隻
     「日進」と「瑞穂」のことではないでしょうか。

     「大鯨」「剣埼」「高崎」の3隻についてはロンドン条約の絡みで速力が制限されていましたから、空母改造に当たってはタービンで建造されていても機関の増設工事は必要だったと思います。
    井中かえる

  3.  コメントありがとうございます。
     言葉足らずで申し訳ありません。
     大鯨(龍鳳)・剣埼(祥鳳)・高崎(瑞鳳)・千歳・千代田・瑞穂・日進の7艦です。
     龍鳳と瑞穂は機関不良で所定の出力と速度が出せなかったと聞いております。
     また、剣埼と高崎も当初のディーゼルを断念してタービンに載せ替える工事をしていますよね?これらの後戻りがなければどうなるのでしょうか、空母への改造時期の変動などどのような可能性があったか興味深いです。
     あっ、改装中の大鯨がドゥーリットル爆撃を受けないかも・・・最も大鯨には船体にも問題が・・・

    剣高

  4. >>1.の訂正
    ×翔鳳
    ○祥鳳

    >>2.
    速力制限に関しては、軸数(2)は不変で、缶数を1/4にして(缶室面積は当然フル装備に対応)、最大出力13,000shpとして対応するのが現実的と思われます。
    缶と配管と送水系統の増設だけですんで、工期は約1.5ヶ月ってトコでしょうか。

    >>3.
    瑞穂は42.5.2、日進は43.7.2に空母に改造されるまでも無く早々と喪失ですんで、機関がどちらでも戦史に影響は無し。
    また高崎については、第一状態未成を経て15.12.27にオールタービンの空母として就役してますんで、同様に戦史に影響無しってコトで。
    駄レス国務長官

  5.  便乗質問申し訳ありません

     瑞穂は、機関区域がかなり短く、蒸気タービンに換装するにはかなりの艦内区画の変更を伴うことが予想されるのですが、果たしてこれが実現できるのでしょうか?
     他の艦と異なり、機関の換装・増設で速力増大を図るようことは考えられていないようなのですが...
     また、計画速力が22knですが、千歳、千代田、日進等と船体形状(ラインズ)が異なっているということは無いのでしょうか?
     つまり、最大速力22knに最適化されている船体形状で、出力を大きくしただけで、すんなりと30kn位になるのでしょうか?

     伊吹は重巡時代のボイラーとタービンを半分ずつにしてということなのですが、これで何故7万2000馬力なのでしょうか?
     15万2000馬力の半分は7万6000馬力ですよね
    セミララ

  6. >>5,
    お題が「最初からオールタービンで建造されたら」となってるんですケド・・・
    (つーか計画時点で空母改造が視野に入っていりゃあらかじめ機関部区画を広く取っておくハズ)
    各艦の船体線図は未見ですが、瑞穂の水線長・幅・吃水は千歳・千代田・日進と大差有りませんので、機関出力を他艦と同一にすりゃ速力も同程度出ると考えられます。
    伊吹の72,000shpの根拠については存じません。
    駄レス国務長官

  7. >お題が「最初からオールタービンで建造されたら」となってるんですケド・・・

     申し訳ありません 便乗質問という事で許してください

     ところで、瑞穂・日進ですが、例え初めから蒸気タービンで30knだとしても、空母になったかどうか疑問があります
     それは
     ・他艦と違い、空母になるという事を考えていない事→開戦前、空母は大鯨、剣埼、高崎、千歳、千代田で十分だと考えていた?
     ・ミッドウェー敗戦のショック状態の時、全戦艦・全重巡の空母化の検討(空母になった時の要目の試案を出した)時に、日進が入っていない?事
     ・現実に、ミッドウェーから日進戦没までかなりの間があるにもかかわらず、空母になっていない事(空母よりも基地航空隊へ重点が移された事も影響していますが)
     という事で、両艦が蒸気タービン艦で30kn出たとしても、瑞穂・日進が空母に(以下略)

     因みに、甲標的母艦を3隻使用し、甲標的36隻で米艦隊を迎え撃つという作戦でした
     甲標的母艦は初め、千歳・千代田・瑞穂だったのが、速力の関係で瑞穂の変わりに日進となりました
     瑞穂が22knだったから、30kn位出せる甲標的母艦として日進が建造されたのです
     つまり、瑞穂が蒸気タービンで30kn出していれば、日進が建造されなかった可能性があります
    セミララ

  8. >>7.
    瑞穂・日進が初めから蒸気タービンで30knだったら、まず間違い無く空母改造の対象となったと思います。
    史実の日進は本邦で初めて成功したディーゼル推進の大型水上艦とされており、低燃費ゆえの大航続距離を生かせる遠距離補給用に当面の用途が有った(結果、空母改造の優先順位が低かった)と見るべきではないでしょうか?!
    駄レス国務長官

  9. >30kn位出せる甲標的母艦として日進が建造されたのです

    洋中で決戦が生起した際、水上機部隊を収容するために建造したのが日進です。
    甲標的母艦としての用法は二義的なものでしょう。
    BUN

  10. 日進が母艦に改造される可能性は低いでしょう。
    何kt速力があっても同じ事ではないかと思います。
    BUN

  11. >#8 駄レス国務長官さん
    >史実の日進は本邦で初めて成功したディーゼル推進の大型水上艦とされており、低燃費ゆえの大航続距離を生かせる遠距離補給用に当面の用途が有った(結果、空母改造の優先順位が低かった)と見るべきではないでしょうか?!

     う〜ん、そうかもしれませんねぇ

    >#9,10 BUNさん
    >洋中で決戦が生起した際、水上機部隊を収容するために建造したのが日進です。
    >甲標的母艦としての用法は二義的なものでしょう。

     もう少し詳しい解説をお願いします
     千歳・千代田の役割は、瑞穂の役割は等も併せてお願いします

    >日進が母艦に改造される可能性は低いでしょう

     航空母艦にはならず、水上機母艦のままということですか?
    セミララ

  12. 皆さんお花指導もありがとうございます。
    よろしければ、さらなるお話を聞かせて下さい。

    大鯨(龍鳳)・剣埼(祥鳳)・高崎(瑞鳳)・千歳・千代田・瑞穂・日進の7艦は放置されたり重宝されたり不調だったり活躍したりと実に興味深いフネ達です。
    剣高

  13. 巡洋艦から発進する水上爆撃機隊を近辺の島嶼に帰還させることができないような海域で、攻撃隊や偵察隊を収容する為に建造されたということです。
    このような艦はその後も全く不要となることは無かったでしょう。最上や伊勢型、その他の巡洋艦などに、失敗に終った十二試二座水偵に次ぐ瑞雲の搭載計画が進められており、昭和十二年に始まった水上爆撃機計画ははからずもミッドウェー後に再び母艦航空隊の補助戦力として浮上します。明確にそれを示す文書がありませんが、これらの収容任務にも日進は予定されていたかもしれません。
    そして、航空本部の要求する最低限のスペックを満たす事ができない瑞鳳クラスの改造空母に対する評価の低さもあり、このタイプの母艦の追加建造は既存の計画艦以外は着手されにくい状況にあったこと等から、日進の改造が行われる可能性は低いと考えられます。
    BUN

  14. >>13.
    日進はマル三計画で予算計上、当初高速敷設艦(そのために14cm連装×3基)で設計、建造中に水上機母艦に変更され、さらに甲標的母艦として竣工(S17.2.27)、臨時に潜水戦隊母艦を経て、甲標的・魚雷艇・大発などの輸送に従事したと云われてますケド・・・
    任務が他艦から進発した水上機の収容だけってのは、帝国海軍の発想としてはかなり珍しい部類かと思われます。(通常は多目的を狙い過ぎて結局どっちつかずのモノとなり易い)
    駄レス国務長官

  15. この艦を建造する目的について明確に述べた資料が存在しますので紹介いたしました。
    BUN

  16. >>15.
    それはどうも失礼しました。
    ついでにその建造目的どおりに使用された事例が有りましたらご紹介ください。
    駄レス国務長官

  17. 最上も伊勢もその他の巡洋艦も瑞雲による攻撃隊を発進させた事はありません。

    余談ではありますが、
    最初の試作機が失敗作であったこと、その後も一度も実績が無いことや、水爆構想が大規模でまさに本気の計画だった事が忘れられている為に最上偵察巡洋艦説など根拠の無い誤解が生じるのではないかと思います。軍艦の要目と就役後の変遷だけでは到達できない話なのです。
    この時代の軍備は空から見なければわからない事が多いのではないかと思っています。

    BUN

  18. >>17.
    >最上も伊勢もその他の巡洋艦瑞雲による攻撃隊を発進させた事はありません。

    質問は「日進がもっぱら水上機の収容目的に使用された実例は有るのか」なんですケド・・・
    あと、作戦の発案者が幾ら本気でも、S19年(航空戦艦や航空巡洋艦登場後)以降の米艦隊相手に水爆攻撃作戦の成算が有るとは素人目にも思えませんが。
    駄レス国務長官

  19. > 18.
     「最上も伊勢もその他の巡洋艦も瑞雲による攻撃隊を発進させた事はない」のだから、「巡洋艦から発進する水上爆撃機隊を近辺の島嶼に帰還させることができないような海域で、攻撃隊や偵察隊を収容する」という建造目的通りの運用は行いようがなかった、ということではないかと思うのですが。
    T216

  20. ううん・・どう見えるかは別として、昭和19年夏頃は瑞雲による水爆計画のピークですね。大和への20機搭載案から補助艦艇までズラッと搭載計画が出てきますから。まず、そこを押さえてから考え始めるべきではないでしょうか。

    BUN

  21. >>19,
    本職もそのように感じています。
    んで作戦立案側の思惑はどうあれ、造艦側が気を利かしてツブシの効く艦をこさえて、かつディーゼル主機も幸い成功したんで、日進は高速遠距離輸送艦として縦横に活躍できた、という筋書も無きにしも非ず・・・
    お題のように最初からオールタービンで建造されてたら航続距離は短くなり、遠距離輸送艦としては不向きなため、空母への改造順位は史実よか繰り上がるハズと考えた次第です。

    >>20.
    日進はS18.7に喪失ですケド、ご紹介いただいたS19の水爆計画には、同艦に代わる収容用の艦艇は含まれてるんでしょうか?!
    駄レス国務長官

  22. 19年にまでなって水爆構想を暖めているのはおかしい、とおっしゃったので説明したのです。日進戦没後でさえまだ水爆構想は拡大されているということです。
    そして、軍艦は用兵側が求めない限り建造もされないし、改造も行われないものですから、あまり求められていない日進は改造されなかっただろう、と推論したのです。
    軍艦をその要目からだけで何かを判断することは私としてはリスキーで避けたい道ですけれども、それにしても駄レスさんのお考えになる空母への適性もちょっと足りないというか、やや違うようにも思うのです。

    BUN

  23. BUNさん
    本職の質問にお答えいただけてないので下記のように解釈します。
    「一説には洋中で決戦が生起した際、水上機部隊を収容するために建造された日進だが、その目的に添って運用された事例は無く、一部で二義的とされる甲標的母艦その他の輸送目的に活用されて終末を迎えた。」
    「昭和19年夏頃にピークを迎えた瑞雲による水爆計画であったが、作戦機体の多数にもかかわらず、もっぱら水上機の収容に当る艦艇はアサインされてなかった。」
    駄レス国務長官

  24.  実に興味深いです。
     レーダー探知と無線誘導の迎撃技術などが確立していない場合には、不足する空母による艦上機攻撃よりも現有艦隊に搭載した水上機攻撃の方が確立が容易という思想があったということでしょうか。

     確かにその場合は艦を改造したり新造したりするより機体を変化させる方が容易なのかも知れません。
    剣高

  25. 実際に使用される事が無かったのは事実です。
    ただ、元来そのような目的を以って建造されたことと、空母に対する要求条件が変化している事などから、日進の空母改造はそう簡単には行われないだろう、という事です。速力が多少変ろうと、あの規模の艦をあえて空母に改造することに軍令部も航空本部も少しも積極的ではない、という事実があります。瑞鳳クラスの改造空母は失敗作と見られているのです。

    詳細は不明ですけれども19年夏に収容艦を予定するでしょうか?
    この時期の決戦は何処で戦われる予定であったかを考えれば自明のことではないかと思います。

    >24の剣高さん
    そうですね。水爆構想は即席の洋上航空戦力です。
    ただ、大規模な計画でありながら今まで紹介されて来なかったことと、荒唐無稽にも見えることから初めて聞く人には抵抗があるのでしょう。実際、艦隊側では水上機の運用の難しさから、この構想にあまり積極的ではないような雰囲気もあります。(艦隊側は偵察機も観測機も母艦から運用したいのです。)
    軍令部の発想と艦隊の要望との落差のようなものを感じます。

    BUN

  26.  水爆構想(しかも大規模な)とは大変興味深いですね。どちらかというと少年向けの本にデカデカ紹介されていた記憶があるので、私も信憑性には疑問を持ってしまっておりました。本気だったとは・・・でもそうでなければ伊勢・日向は説明できませんね。

     ネタになる資料をお持ちのようなので、文章にまとまるのを楽しみにしております。個人的には帰還後の収容をどの程度本気で考えていたのか、と、水爆構想が建艦(改装)工期に与えた影響などが気になります。

    Ans.Qなのに関係ないレスですみません。
    小隊長

  27. 「高崎」「剣崎」などは戦時に早急な空母への改造を考慮しているのですが、そもそも最初からタービンというのはあるのでしょうか。

    そもそも、なぜ開戦もしていない時期にこの2隻だけ改造されたのか?ということなのですが、何度も出てきていますが11号内火機械の故障続出してしまい、応急対策では不安があり中間対策の必要が出てきました。中間対策の確認してからとなっては、戦時になると空母への改装を予定している2隻にとってリスクがあります。
    そこで、「高崎」「剣崎」の2隻はタービンへの換装が決定されましたが、その際にタービンへ換装してしまうと予定期間で空母への改装が出来なくなり、そのためにタービンへの換装とともに空母への改装が実施されているのです。

    これを考慮すると最初からタービンというのはどうなのかな?という気がするのです。
    川崎まなぶ

  28. >26
     水上爆撃機構想に触れた本では
     学研 歴史群像太平洋戦史シリーズ38巻「最上型重巡」が
    手に入れやすいでしょう。
    SADA@寝床

  29. >>25.
    >元来そのような目的を以って建造されたことと、
    >>14.で述べたように、史実の日進は建造中に水母から甲標的母艦に変更されて竣工してますので、以後喪失に至るまで水上機収容という目的は失われたままでした。

    >あの規模の艦をあえて空母に改造することに軍令部も航空本部も少しも積極的ではない、という事実があります。
    祥鳳型や日進とほぼ同等スペックの千歳・千代田の空母改造は事実に非ず、とでも仰るのでしょうか?!

    >この時期の決戦は何処で戦われる予定であったかを考えれば自明のことではないかと思います。
    >>13.の「これらの収容任務にも日進は予定されていたかもしれません。」と矛盾しませんか?!

    史実の日進が空母に改造されなかったのは、仰せのような水上機収容任務に充てるためではなく、高速遠距離輸送用のスペックが(S18頃までの)作戦要求にマッチしていたコト、および戦局が激変する寸前のS18.7時点で喪失を迎えたコトの2点に尽きると考えます。

    余談ですケド、伊勢型の射出機は、水上機を射出できるような(高い滑走台を有する)構造になってたのでしょうか?!
    軍艦のスペックを無視して作戦を語るのもリスキーだと思うのですが。
    駄レス国務長官

  30. >>27.
    戦時に早急な空母への改造を考慮しているのですから、改造の工事量は少ないほど良いワケで、主機も信頼性未確認のディーゼルよか、最初からタービンにしといたほうが賢明だったのではないでしょうか。


    駄レス国務長官

  31. >25
    素朴な疑問なのですが水爆構想を実現するには雷装なり爆装なりした水上機を射出出来る能力が必要だと思うのですが当時日本の射出機は爆装した機体を射出できたのでしょうか?又、水爆は射出機からの発進を考慮に入れて開発されたのでしょうか?
    伊号

  32. >29
     千歳・千代田の空母改造化はミッドウェイ後の空母急造方針で改造予定リストに組み込まれたものと思いますが、この時期まだガダルカナル戦始まってませんから長距離輸送を要求する作戦が無い訳で、日進がこの時点で空母改造候補リストに入っていたのか否かを考えてみるべきでは?
     もしも候補に入っていながら改造されなかったのなら#29で仰るコトは理解できますが、候補に無いのだとしたら、最初からやる気は無かったのではないかと考える方が自然かもしれません。

    >29&31
     世界の傑作機「日本海軍水上偵察機」で瑞雲が伊勢型の日向とされる艦から発進してる写真が有ります。瑞雲の重量は零式水偵と大体同じですので零式水偵に対応できるカタパルトなら対応範囲じゃないかと思われます。
    SUDO

  33. >28 ご紹介ありがとうございます。
     実はその本は既にザッと読んだのですが、水爆構想の裏付けが弱かったように感じたので真剣に読んでいませんでした。全貌なんかは分かりやすいので、証拠が強かったらこの本でもいいかもしれません。今度もう一回きちんと読んでみます。

     もし日進が水爆構想の影響で空母改造の候補からはずれたのなら、結構強い状況証拠になるかな、と思いまして。ガダルカナルへの強行輸送でも日進の水上機が上空直掩で活躍しているので、水爆構想もあながち悪くない(機材が大問題ですが)と妄想してしまいます。
    小隊長

  34. 昭和15年はじめごろの状況及び計画です。

    ・「瑞穂」
    ディーゼルに速やかに中間対策を実施後、期限付きで実艦試験を行う。その時は23ノット発揮可能の予定。その結果を見て根本対策を実施。根本対策を行って思わしくない場合にはタービンへの換装を行えるように準備する(タービンへの換装を行わない場合には駆逐艦へ流用する)。

    ・「大鯨」
    他の工事との関係などからディーゼルに中間対策を実施後、潜水母艦として使用する。「瑞穂」の中間対策の結果を見極め、良好であればディーゼルのままとし、思わしくない場合はタービンに換装する。その場合の任務は別に定められる。その場合潜水母艦が不足するので、平時限定で「千歳」「千代田」のうち1隻に応急仮設備を取り付け、「祥鳳」(「剣崎」の航空母艦状態)も仮設備を考慮する。

    ・「千歳」「千代田」
    タービン全力で27ノット発揮できることもあり、当分の間ディーゼルの使用を停止し、時期を見て中間対策を実施する。平時限定で「千歳」「千代田」のうち1隻に応急仮設備を取り付ける。
    川崎まなぶ

  35. 小隊長さん

    十二試ニ座水偵の開発時の討議が記録に残されている他、艦船飛行機搭載標準、戦時飛行機搭載標準(これらは重要文書です)、艦隊側の演習記録等等も存在しますので、仮説ではなくまったくの事実なのですが、上で述べた通り、今まで紹介されなかっただけの事なのです。ですから他に詳しく述べた出版物は無いでしょう。

    駄レスさん

    >余談ですケド、伊勢型の射出機は、水上機を射出できるような(高い滑走台を有する)構造になってたのでしょうか?!
    軍艦のスペックを無視して作戦を語るのもリスキーだと思うのですが。

    射出機の「スペック」を調べれば瑞雲が爆装で射出できたかどうか、簡単に判明するのではないでしょうか?もう少し調べれば、多分、駄レスさんにもどのように滑走車を運用するのか知ることができるでしょう。一言余計なこの発言、責任持てますか?

    日進が空母に改造されなかったのは「強く望まれていなかったから」なのだと私は繰り返し説明しています。要目だけで軍艦の建造目的や運用構想を推し量るのは難しい、とも繰り返しています。

    それから作戦要求とおっしゃいますが、それは何作戦の事なのでしょう?
    日進の空母改造が実施されるとしたら、それはミッドウェー海戦後のごく短期間です。しかしこの時に改造は実施されていません。
    それは証拠文書がある範囲で事実として「強く望まれていなかったから」であり(こちらの方が重要)、もしからたら軍令部にとってこの艦の建造目的がまだ生きていたかもしれないと考えることもできる情況証拠はあるだろう、という話なのです。
    この時はまだ洋中での決戦も視野に入れる必要がある時期でもあります。洋中決戦を外して考えるにはZ作戦計画以降の時期でなくてはならず、その時には日進は喪失しています。日進に期待された用途を考えるならばこの状況も視野に入れておくべきかもしれないと思っています。

    BUN

  36. >>35.
    >一言余計なこの発言、責任持てますか?
    一般論を申したまでです。

    >日進の空母改造が実施されるとしたら、それはミッドウェー海戦後のごく短期間です。しかしこの時に改造は実施されていません。
    仰せのようにミ海戦後に空母改造が正式決定したのは千歳と千代田ですが、両艦とも改造着手はS18になってからで、S17一杯は未改造でガ島方面に作戦投入されています。
    仮に第二次ソロモン海戦で被弾炎上した千歳が中破でなく喪失していたら、日進が繰り上がって改造対象となったものと思われます。

    いずれにせよ、日進が改造されなかった理由を水爆構想に求める考えには同調致しかねます。
    駄レス国務長官

  37. 皆様、引き続き興味深い話をありがとうございます。

     お話を聞いたところでは、大規模水爆決戦構想の瑞穂の位置付けというのは現在のDDHの様なものと考えて良いのでしょうか?
    (艦隊に随伴して巡洋艦等の他艦の水上機の回収整備などまでを担当するということで)
     この場合、仮設水上機母艦では任務を担当することは不可能なのでしょうか?
     航続距離の関係から後方展開の仮設水上機母艦を利用することは、攻撃圏の縮小を招くというマイナス面がありますけど・・・


    また質問なんですが・・・
     逆に、祥鳳・龍驤の喪失がなければ千歳・千代田が改造されない可能性もあったと言うことでしょうか?

    剣高

  38. >37
     元々ミッドウェイ戦での敗北を受けて、空母転用可能な艦艇のリストアップが為された結果として千歳と千代田に白羽の矢が立ったのですから、祥鳳・龍驤の喪失とは直接には関連しないと思われます。

    >36
     千歳の喪失による繰り上げ改造は、他にも多数の予定艦があるという状況から否定されると思います。
     水爆構想と小型空母への期待のなさというBUNさんの説明に対して、納得し難い気分は判りますが、駄レスさんは日進がどうして最初に組み込まれなかったのかを説明できていません。
     作戦輸送の要求は、ミッドウェイ直後には無い訳ですし、浅間丸級等は空母改造予定がありながらも、輸送事情と相談して時期を検討となってます。輸送に使う事と空母改造候補は両立するわけです。実際、千歳型も輸送に従事してた訳で、輸送任務の有無は改造着手の遅れの理由にはなっても、候補に入らないことの理由にはなりません。
    SUDO

  39. >>38.
    >日進がどうして最初に組み込まれなかったのか
    単純に千歳・千代田よか足が遅かったからではないでしょうか?!
    んで最初からタービン主機で30kt出てたら(以下無限ループ)
    駄レス国務長官

  40. >39
     日進の速度が破滅的に千歳・千代田より遅いわけではないですよね? 事実上同等ぐらいじゃないですか?
     大鯨改造の龍鳳よりは速いでしょうし。
     同型艦がないのが問題としても、シャルンホルスト号が同時に改造艦リストに入ってますので、これも否定されますね。
    SUDO

  41. 30ktに拘り過ぎでしょう。この速力は発艦や着艦を有利にする訳ではありません。
    速力の向上は当時のこの型式の空母であればあまり意味のある改善点ではないのです。第一、航空本部も望まない30ktの速力を誰が要求しているのでしょう。速力向上は日進の母艦としての適性評価を変える要素にはならないでしょう。
    BUN

  42. >>40.
    日進が当面改造対象外であった理由について、ご自身の考えをお示しになって下さい。

    >>41.
    まあ何にせよ、日進が当面改造対象外であった理由は複合要素の絡み合いで、仰せのような特定作戦に一元的に結びつくものではないと思いますケド。
    駄レス国務長官

  43. >42
     洋上戦で水上機回収する戦力として、つまりは艦隊決戦用戦力の一翼としてキープされただけの事じゃないかと。
    SUDO

  44. >>43.
    回収だけで自ら進発はさせないのですか?!
    回収だけなら複数の特設母艦のほうが効率的では?!
    駄レス国務長官

  45. >38
    >輸送任務の有無は改造着手の遅れの理由にはなっても、候補に入らないことの理由にはなりません。

    空母改造艦が当座の輸送任務によって改造が遅れることと、今後輸送任務等に使う予定なので改造候補からはずされることは別問題では?

    改造して空母にするメリットよりも高速遠距離輸送用にも使える便利な船、として残しておいたのでは?
    もちろんそれならば千歳や千代田は何で改造したの?輸送もしてるのに改造リストに載ってるじゃんと言い返されてしまいそうですが、日進は当初は敷設艦として設計されたため千歳などに比べると砲兵装は強力で、ほどほどにスピードもあり、ほどほどに輸送力もあり、ほどほどに砲兵装もあり、こういう船も少しは残しておこうと考えたとき、千代田や千歳よりも日進を残すのではないでしょうか?

    もちろんこういう便利な船よりも小型空母でいいからもっとほしいと思えば空母に改造されたでしょう。

    僕は駄レス国務長官のおっしゃるような理由の

    >複合要素の絡み合いで、仰せのような特定作戦に一元的に結びつくものではないと

    だと思いますけど・・・。

    初代CIA長官

  46. >44
     特設母艦では前線近辺に出づらいのでは?
     それであるから千歳、千代田、日進、瑞穂等が作らたのでは?
     発進は各巡洋艦等に委ねることで水上機母艦数を減らす事は可能でも、一定数の前線回収艦艇は維持しないといけないのでは?

    >45
     そう、輸送任務「等」に使うから空母候補にならなかったのです。
     「等」の内容が問題だったのです。
     高速で、搭載力があって、武装が強力なこういう艦が、便利で必要だから日本海軍は建造したのだし、残しておきたかったのです。
     それが水上攻撃機の回収という任務だったのではないですかと。
     つまり、既に艦隊航空打撃力の一要素として計上されているので、空母にしなくても良かったのでしょう。
     これら水上機母艦が甲標的母艦としても運用するような方向に進んだのは、艦隊の攻撃機発進能力は余ってるというか、回収力と発進水上機量のバランスが良くなかったのでしょう(水上機母艦からも多数を放ったら回収しきれないおそれは十分に考えられます)
     10数隻の巡洋艦から発進する水上機を回収するだけなら水上機母艦が1隻か2隻あれば間に合いますから、ミッドウェイ直後の状況下では数隻余剰といえなくもない。最悪乗員回収だけでも良いのだから、数隻の水上機母艦を空母に回すことは許容範囲だったという事ではないでしょうか。
     ディーゼルの日進は低速・停止から加速も蒸気タービンより有利でしょうから、回収役としては優れるので優先的に残されたと見なせるのではないでしょうか。
    SUDO

  47. 私が指摘したのは「30kt出れば空母に改造された」と断定は間違っているのではないか、という点です。30ktの速力が空母改造と直結するのもどうかと思いますし、輸送艦として残されたと断言するのも材料不足でしょう。また伊勢から爆装水偵が射出できないとの主張も理解しかねます。
    BUN

  48. >>46.
    >一定数の前線回収艦艇は維持しないといけないのでは?
    開戦前でしたら当然そういう考えだったと思いますが、問題はミ海戦の敗退後においても同様であったかです。

    ♯後半
    思うに改造空母は商船(改造前提に設計されたもの)が第一優先で、水母その他は第二優先だったようではありますが、にしても千歳か千代田が早期に喪失していたら需給バランスは崩れ、回収任務は特設母艦か、最悪搭乗員のみとして駆逐艦などが充当されるのではないでしょうか。

    >>47.
    >>8.を良く読めばお判りのように「初めから蒸気タービンで30knだったら」と申しておりますので、単に速力のみでなく、蒸気タービンとディーゼルの取り回し(発停、加減速、燃費)の差異が論旨に含まれてるんですケド。
    駄レス国務長官

  49. 皆様、貴重なお話をありがとうございました。

    剣高


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