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2618 非常に初心者的な質問なのですが、
潜水艦の乗員数って、だいたい90〜150人じゃないですか。
100m×10mくらいの狭い空間にこれだけの人数がいるのですから、ベッドなどの確保も大変だな、と思います。
しかし、ここで疑問に思ったのですが、潜水艦ってコンピューター技術が発達した現代において、これだけの人数が必要なのでしょうか?
艦長、副艦長、ソナー員、魚雷担当、コック、技術者、通信士、操舵手と、これくらいしか思い浮かびませんが、60人前後で十分ではないでしょうか?
marine

  1.  ドイツの206級は22人ですがな。後継の212級は27人と増えてますから、削るにも限度が有るという事でしょう。
     一人当たりのワークロード軽減は確かにコンピュータの進歩で一部では楽になってますが、あらゆる方面に一人で集中するのは疲労・消耗も激しい訳ですから、自ずから限度があるともいえます。
     特に戦闘艦は当直の数人が何等かの理由で失われてもそれに耐えられるようになっていないといけない訳ですから。
    SUDO

  2. >潜水艦の乗員数って、だいたい90〜150人じゃないですか。

     そうですねえ、大雑把に上げてみます。
     戦略原潜から行きますと、アメリカのオハイオが155名、欧米の戦略原潜は
    135名(英:ヴァンガード)111名(仏:ル・トリオンファン)135名〜
    150名程度(露:デルタ/タイフーン等)と言った所でしょうか、新しい艦に
    なるにつれ乗員数は減っています。
     攻撃原潜の場合、アメリカのロサンゼルスが130名前後、これがシーウルフ、
    ヴァージニア等では135名になってます、イギリスはトラファルガーで130
    名がアスチュートで90名と人数を減らしてますね。
     ディーゼル潜になると日本のおやしおが70名、これはどっちかと言うと多い
    方でドイツの212/209になると27名から30名、フランスのアゴスタも
    36名ですし、スウェーデンのゴトランドは25名、オーストラリアのコリンズ
    は42名です。

     まあ、原潜に限って言えばそんなに間違っていないと思うのですが、ディーゼ
    ル潜の現状はかくの如しですし、新しくなるにつれて人員の削減等に留意してい
    ます、また人数辺りのスペースにも注目しても良いのではないでしょうか。
     ロサンゼルスより、シーウルフの方が見かけ上増えてはいますがロサンゼルス
    より大きい艦であると言う事を忘れて乗員が増えているとは言えません。

    >100m×10mくらいの狭い空間にこれだけの人数がいるのですから、ベッドなどの確保も大変だな、と思います。

     潜水艦のベッドは共用がほとんどですが、ディーゼル潜など、省力化に努めた
    艦ではそれなりの環境を確保しています。

     さて、貴方の質問にあるように国によってはかなりの省力化に努めた艦もあり
    ます、特に小型のディーゼル潜においてはその傾向が強いでしょう、しかし、>1
    にもあるように過度の省力化は乗組員への負担が大きいため、戦闘時の余裕が無
    いことや外洋行動に向かないと言う弱点があります、事に長期行動を要求される
    原潜においては大きなデメリットになります、その為ある程度の人数を確保せざ
    るをえない訳です。
     無論、将来においてはそれなりの省力化を進める方向に行くでしょうが、現状
    からよりドラスティックに削減されるのはかなり先の事になるのではないでしょ
    うか。
     なお、幾らコンピューターが発達したからと言ってそれが必ず乗員の負担を軽
    減するとは限らないのは覚えといても損は無いと思います。
    ooi

  3. 同じ潜水艦といってもサイズはいろいろですからね・・
    ダメコンも考慮すると、むやみに人は減らせないという面があります。
    先進国では少子化、潜水艦乗務の不人気もあり、自動化を進めて人を減らす方向にあるのは確かでしょう。
    キック

  4. ベットの話が出たので思い出しましたが、アメリカの戦略原潜における乗員の生活が、TV番組で放映されていました。
    それによると、個室を持っているのは、艦長と副長だけだそうです。副長の個室は、司令官とかの同乗者がいたときは相部屋となるそうです。
    下士官も一応ベットがありますが、交代で使っているため、前寝ていた人の体温がそのまま残っていて、気持ち悪い感じだそうです。出航してから、ずっとベットは生暖かいままなので、ホットベットと呼ばれているそうです。
    もっと下っ端の人は、魚雷の下の隙間でで寝ていました。

    日本の潜水艦の乗員は、WW2の頃からやけに多いですね。
    弘田

  5. >4
    同じ様な排水量で比較すると、多いとは日本の潜水艦がそれほど多いとは思いません。
    呂100は、ほぼ同規模のVIIC(ドイツ)より乗員数が少ないですし。




    すすむ

  6. >5
    ロクに推敲しないから訳のわからん日本語になっとる。。

    「同じ様な排水量で比較すると、日本の潜水艦がそれほど多いとは思いません。」ですね。
    すすむ

  7. >4
    現代の米戦略原潜も、一般乗員のベッドは共用なのですね。
    旧日本海軍の潜水艦は長期の作戦行動を考慮して、苦心しながらもちゃんとほぼ定員数の寝床を確保していたと聞きおよんでいますので、長期航海が前提の戦略原潜がその程度とは、なんとも時代遅れの感が・・・。
    つね

  8. 世界の艦船2000年8月号によるとオハイオ級はどうやら乗員1名につきひとつのベッドが割り当てられているようです。対してロサンゼルス級原潜は乗員2名につきひとつのベッドしかないとか。
    しばいぬ

  9. 便乗質問させていただきます。
    現代の「水上艦」のベット数ってちゃんと定員分あるんでしょうか?(むらさめ型とか・・・)
    将来、海上自衛隊に入隊しようと思っているのでとても気になります。
    どうかご教授ください。
    マーフィー

  10. 僕がテレビでみたのは、「世界まる見えテレビ」という番組でした。
    そこで紹介されていたのは、確かに戦略原潜でした。
    今は、ベット数が多いのかもしれませんね。
    当時は、共用していました。
    潜水艦のベットは24時間稼動しているのかなあ、と思いました。
    さすが、ムダのない潜水艦だなあと思ったものです。

    それと、ソ連が崩壊したとき、ロシアのタイフーン級戦略原潜の内部が報道番組で紹介されていました。キャスターの人が「このようなものが公開されるなんて信じられない」としみじみ言っていました。
    タイフーンの中には、プールがあって、仕官室は木目の家具があり、陶器のコップとかもありました。
    また、別の攻撃原潜も公開されていましたが、艦長は30歳そこそこのちょっと頼りないお兄さんでした。ソ連の潜水艦の基地も公開されており、錆びて沈みかけの潜水艦がけっこうありました。
    弘田

  11. >9 マーフィー様、
    海上自衛隊の護衛艦(水上艦)は定員数+αのベット数がありますよ。
    ただし一般的に2段から3段ベットで、士官になると2人部屋が基本です。
    SC

  12. >11 
    SC様、ありがとうございました。
    それを聞いてホっと一安心です。
    ベッドは2段か3段かどちらかという事ですが、現在の護衛艦隊の内訳は
    「こんごう型」「むらさめ型」「たかなみ型」「あさぎり型(後期)」といった具合に2段ベッドの護衛艦が
    半数以上を占めてるので2段ベッドの艦に当たる確率が高いので安心です。(地方隊は別ですが・・・)
    マーフィー

  13. ↑巷ではあさぎり型の後期艦は二段ベットということになっていますが、実際は前期艦と同じ三段ベットです。
    ochara


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