ちょっと気になると夜も眠れない。 艦船関係 Ans.Q どうでも良いことなのに…、誰か助けて! |
1301 |
現在、米国で記念艦となっている戦艦「テキサス」(BB-35)が浮きドック入りし大修理中です。 なんでも水線下の艦体の痛みが激しく、漏水が止まないのだとか・・・。 ふと思ったのですが、外見のコピーは兎も角今現在において(「大和」でも「ビスマルク」でも結構ですが)WW2時の戦艦を完全に当時のままに建造することは出来るのでしょうか? もし「建造不可能」ならどのような技術が失われたのでしょうか? (思いついたのは「鋲打ちで艦体を建造」「大口径砲」「分厚い装甲」などですが、これらは現在では需要が無いでしょうしね。もはや関連施設もないでしょうし・・・) 宜しくお願いいたします。 Ranchan |
そのようなことは、他のものでも発生していることでしょうから、「完全に当時のままに建造することは」不可能でしょう。
hush
戦艦「テキサス」(BB-35)が就役したのは1914年3月12日ですから、110年前です。
戦艦「大和」が1941年、83年前・・・。
「テキサス」でも存命の方は数少ないとは言えまだいらっしゃる、ましてや「大和」ならまだまだ、その程度の過去なのにもう当時の一国の最先端レベルの技術が失われているのですね。
まあ「上位互換の技術が開発されているのに、手間や経費をかけて旧い技術を保存する必要があるのか?」と言われればそうなのですが・・・。
ついしん
今回の質問時に「リベットを打つ作業員はどのような作業に従事していたのか」の話を読み、今更ながらその大変さを知りました。
危険だし重労働だし・・・そりゃ廃れるわ。
Ranchan
軍艦にノスタルジーを感じ、ロマンを感じるのを否定はしませんが、それこそ、一国の最先端レヴェルの工業製品ですので、上位互換の技術が開発されているのに使わないというほうが正しいように思います。これが、客船ならば、また、違うとは思うのですが。
hush
すいません、日本語が崩壊しています。
hush
1300 |
旧日本軍の艦艇搭載用の対空電探(二号一型電探、1号三型電探)の運用についての質問です。 対水上用の2号二型電探を 対水上射撃の距離測に使用した例がありますが 対空用の2号一型もしくは1号三型の距離測を高角砲の距離測に使用した例はあるのでしょうか? 大戦末期に量産された丁型海防艦などは高角砲の制御に小型の高角測距儀と4式高射制御装置を使用してますけど、4式は高角測距儀で測定した結果を操作員に伝えてそれを入力する使用方法の様なので、電探室と艦橋上の防空指揮所を繋ぐ電話を設置して4式制御装置の操作員に距離測を伝えれば電探の距離測を高角砲の射撃に利用できるのではないかと思ったんです。 アメリカ軍のMK37のように距離測結果をそのままダイレクトに演算装置に入力まではできなくても 現地改造で電話を設置したりして緒元入力する操作員が電探を利用しようとした例があるのでしょうか? 2号2型電探が対水上砲撃に使用されたのなら 対空用電探も索敵だけでなく対空射撃の距離測に利用しようという考えになったのでは?と思い質問しました。 回答お願いします。 おでんくん |
主な原因としては、送信パルスが空間的に広い≒空間分解能が粗いことが挙げられます。(距離方向でパルス幅が13号:10マイクロ秒、21号:20マイクロ秒。比較対象とされたMK.37は0.5マイクロ秒。)
的の飛行機が1機だけで飛んでいれば、比較的問題も小さいと思います。しかし複数機が1パルスの空域内に飛行していると、1番近い飛行機までの距離は測れるかもしれませんが、その他の飛行機は存在しているかどうかもレーダ上はパッと見で判りません。例えば目視で3機の飛行機(左からA号機、B号機、C号機としておきます)が確認できたとして、レーダで測距した距離がA号機のものか/B号機のものか/C号機のものか判断できません。つまりレーダで測った距離と、別に計測した方位や高度の紐付けが出来ないのです(距離はA号機のものを使い、高度はB号機のものを使ってしまうといったことが想像できます。未来予測どころか現在位置の測定に誤りがでます。)。この1パルスが13号は距離方向で1500m程度(10マイクロ秒)になります。
解決策としては『パルス幅(時間)を狭くする』などが考えられますが、そのぶんピーク電力を大きくする必要がでてきます。(パルスの幅を狭くした分だけ高さを大きくする≒パルスの長方形面積を等しくするイメージです)。これが難しかったんだろうと想像しますが、13号は警戒レーダですので不要な機能ともいえます。パルスの時間幅を小さくするには結果的にピーク電力が要るし、方位幅をシャープにするにはアンテナの幅が要るしと、性能とデカさ(重量)は大概トレードオフの関係になります。よってクルクルまわる警戒レーダや、目標の方向を向く射撃用のレーダ等の住み分けができたのでしょう。
以上くどくどと書きましたが、要は、
@距離はかる人も、方位はかる人も、高度はかる人も、同じ目標をみていないと最低限ダメだよね
A13号ではクルクルまわるのを止めても、他の人と同じ目標をみるのは難しいのでは?
ってことです。
試した人がいるのか/いないのかは把握しておりません。
22号の対艦射撃のお話はよく分かりませんが、うまくいく状況は限定的だったと思います。2次元レーダにとって対空よりはマシな気はしますが。送信ラッパひとつに受信ラッパふたつのタイプ(32号?)に発想が飛ぶのは何となく判る気はします。Aスコープも残念ですよね。
何にせよ未来位置の予測よりも前に、現在位置の把握も難しいというお話でした。
p.s.数値情報を伝達するのは、電話のほかにセルシン(selsyn)というものもありましたね。
太助
技術的な説明ありがとうございます。
おでんくん
1299 |
伊四百型について質問です。 航空機運用が主目的なのに魚雷発射管を艦首に8門も搭載しているのはなぜでしょうか。 のっとめ |
hush
それが建造数の削減に対応して搭載機と航空魚雷の増載を行ったことによって魚雷搭載数が減少するなど、本来の目的を見失ったかのような変貌を遂げたのが史実の特型潜水艦なのでは
J2-N
それは否定いたしませんが、1942年の計画段階で旧日本海軍が通商破壊をメインに考えていたかどうかを考えると、どうなのだろうとは思っております。
hush
歴史群像166「日本潜水艦と通商破壊戦」の記事によりますと、海軍軍令部の昭和15年度対米支作戦計画では、米艦隊主力が米本土もしくはハワイ方面での持久策をとった場合、第二弾作戦で、潜水艦による米東岸を含む米本土沿岸部での通商破壊戦の実施が計画に含まれるようになったようで、この新要求に沿って潜特型のちのイ400型の計画検討も始まったもののようです。背景には米海軍がかねてよりの渡洋作戦を見直しにかかっていたのをつかんでいたことがあるようです。
hidebonn
御教示多謝。
ただ、通商破壊に必要だったから8射線を求められたのかというと、いささか疑問なのです。というのは、この当時、輸送船に対して潜水艦が発射してもよいとされた本数が1本に過ぎなかったと思うからです。アメリカ艦隊が渡洋してきた場合、その迎撃用に射線の確保が必要だったからではないでしょうか。
「魚雷発射管を艦首に8門も搭載しているのはなぜでしょうか」という質問に対して、通商破壊戦のためと答えるのは、早すぎるように思うのですが、いかがでしょうか。
hush
この点に関しては、正式に通達が出されたわけではないので、そのような空気の中でという意味ぐらいにとっていただければ幸いです。
hush
1298 |
お世話になります。 USSサスケハナについてなのですが、退役後、スクラップされるまで15年ほど空白の時期がありますが どのような状態だったのでしょうか。 Wikiによると1868年にニューヨーク海軍工廠のドックに入り 1983年に売却されスクラップにされるとあります。 15年もの間ドックに入槃したままというのはあまり考えられない気がします。 このような事は別段珍しくはないのでしょうか。 海嗣 |
Be laid upを日本語版では入渠と訳したようですが、「ニューヨーク海軍工廠で退役し、1883 年 9 月 27 日にスクラップとしてニューヨーク市の E. スタナードに売却されるまで係留されました。」と手元の翻訳サイトでは訳されています。
hush
英語版のWikipediaを閲覧する事は思いつきませんでした。申し訳ございません。
英語版の方が詳しく書かれているのですね。
質問内容に誤字などがあり、分かりにくかったと思いますが、
丁寧に対応くださりありがとうございました。
USSサスケハナは日本にも縁がある艦ですし詳しく知ることが出来て良かったです。
海嗣
1297 |
能登地震(皆さん頑張って下さい)で海底地形が変わってしまい海図が使えないので、護衛艦が海底測量をしたと聞いております。 1.この時、手用測鉛を使用したと聞いていますが、本当でしょうか? 2.手用測鉛の備品や手法は自衛隊や他国の海軍でも使用しているのでしょうか? 安井 賢一 |
しかも、海上保安庁の測量船が海底地形の確認に出動していますので、護衛艦が海底測量をする必要があるのかということになります。
したがって、そのような状況が出来する可能性としては、ソナーの性能不足等の問題でなければ、装備していないという場合が考えられます。
そこで、出動した艦艇について考えていくと、輸送艦おおすみや訓練支援艦ひうちが含まれています。これらは、その目的からいってソナーの装備がないと思われますので、緊急の処置としてそのようなことをした可能性はあると思っています。
hush
多分、一刻も早く支援物資を揚陸する為に測量船を待ってられなかったという状況だったのでしょう。
現代でも手用測鉛の訓練(「四尋ー」とかやってるんですかね)を行っているんですね。
安井 賢一
1296 |
WWII時期の米空母について質問します。 米海軍は戦間期の空母レンジャー以降、一貫して開放型格納庫の空母を建造していますが、よく考えてみるとこの時期の空母保有国、日英仏独伊は軒並み密閉型格納庫の空母ばかり建造しています。米空母は異質であると言えます。 これは米海軍のみが開放型の空母ラングレーと、密閉型の空母レキシントン級の両方を建造して、両者の優劣を比較検討する機会を得ていたためと言っていいのでしょうか? 備後ピート |
おうる
そのとおりです。
英国の空母は航空機を塩害から守るため密閉型格納庫とし、他国もそれに倣いました。
米海軍はレキシントンを運用した結果、格納庫の換気が悪く、内部でエンジンの試運転ができないという問題が判明しました。このためレンジャー以降は開放型格納庫となっています。
米空母特有の事情として、戦艦や巡洋艦搭載の水上機も空母で整備するという役目があったぶん大きな整備能力が要求されたのと、開放型のほうが水上機を揚収しやすいという理由もありました。
塩害については開口部にシャッターを設けることで対処していました。
超音速
1295 |
旧日本軍の夕張型軽巡洋艦について質問です。 後で改装で一番砲を撤去して単装高角砲を装備していますけど 艦橋に94式高射制御装置が搭載されていないようですしこれは砲側照準のみで使用していたんでしょうか? 高射制御装置もなしに高角砲だけ搭載しても戦闘では使い物にならないと思うのですが 回答おねがいします。 おでんくん |
hush
仰られるとおりでしょうね。
当事者も「射撃指揮装置なしでは弾を無駄に捨てているようなものだ」と証言されています。
駆逐艦「桑」の捷号作戦時の戦闘詳報(砲術科)より抜粋
戰訓(砲術科)
一.砲側照準ニヨル高角砲射撃ノ実施ハ極メテ困難ナリ
本艦ハ今次戰斗ニ於テハ四式射撃装置未装備ノマヽ出撃セシタメ砲側照準全量射撃トイフ云ハバ原始的ナル方法ニヨリ對空戰斗ヲ実施セルモ目標多数ニシテ而モソノ移動速度ノ迅速ナリシ関係上砲側ニ於テ発令目標ヲ指捕捉セル場合ハ極メテ少シ 且亦タトヘ目標ヲ捕捉スルト雖 距離苗頭ノ改調ハ機銃射撃ノ騒音ニヨリ不達ニ終ルコト多キ状態ナリ
依テ駆逐艦ハ勿論海防艦其ノ他ノ小艦艇ト雖モ苟モ高角砲ヲ有スルモノハ全テ照準装置ヲ装備シ目標ノ迅速ナル捕捉及距離苗頭ノ正確ナル修正ヲ回ルハ極メテ緊要ナリト認ム
然ラズンバタトヘ高角砲ヲ有スルト雖モ機銃ノ同時射撃ヲナス場合ハ前記理由ニヨリ敵機ニ被害ヲ與フルハ勿論脅威ヲ與フルコトモ少ナク極言セバ單ナル彈丸ノ浪費トイヒ得ベシ
Ranchan
ご参考まで。
ttp://www.warbirds.jp/ansq/21/B2001737.html
Ranchan
やはり高角砲だけでは対空戦闘はむずかしかったのですね
詳しい回答ありがとうございます
おでんくん
1294 |
昭和30年代くらいに海外造船専門誌に大和と妙高の写真をのせ て「我々はこれを造った!」という広告をうったそうですが、この 広告の画像はどこかで見れないものでしょうか? またこの広告の出稿はどこがおこなったのでしょうか? モスクワの幽霊 |
誰か答えて下さい。
1293 |
イギリスの戦列艦ヴィクトリー号やギリシアのガレオン船などの大型船は どのような方法で離岸・接岸をしていましたでしょうか。 人力の曳舟で巨大な船舶をコントロールするのはあまり想像が出来ないので知りたいと思いました。 よろしくお願いいたします。 海嗣 |
港内に停泊しているだけで、陸上に用事がある場合はボートで向かいます。
船渠に入る等の場合は、キャプスタンと呼ばれる巻き上げ装置を使って人力で入渠させ、出渠はスイープと呼ばれる長い櫂を持つボートで引き出していました。
hush
海嗣
1292 |
「戦艦の船体幅は主砲バーベット径の3倍」というのは何時頃、誰が言い出したのでしょうか? 少なくとも主砲亀甲配置や梯形配置より後の時代だとは思いますが。 ドイツのポケ戦(あれを戦艦というかどうかはともかくとして)は、明らかにこの基準を超過していると思うのですが、何か不都合があったという話は聞かないのですが…? 備後ピート |
hush
僭越ながら乗っからせていただきます。「搭載する同威力の主砲弾が命中しても十分な防御力を与えるためには、戦艦の船体幅は主砲バーベット径の3倍」というのはいつ頃、誰が言い出したのでしょうか?
備後ピート
Hovgaard著”Structural Design of Warships”のP18あたり
https://archive.org/details/structuraldesign00hovgrich/page/n13/mode/2up
図は主砲バーベットじゃありませんが開口部としては同じコトでしょう
駄レス国務長官
長官閣下、ありがとうございます。
他の言語に翻訳して検索をかけても、らしいヒットがありませんので、日本で経験則から言いだされたものではないかなと思っています。
hush
1291 |
アメリカは、真珠湾で沈められた戦艦の内2隻以外は浮上修復し、現役に復帰させました。スリガオ海峡で西村艦隊を待ち受けたのは、これら「泥から這い上がった」船たちでした。 質問は、タービンや減速装置などは海水に浸かったと思われますが、どのように修復したか、と言うことです。清水で泥を洗い、錆を落とし、軸受を再調整すればそれでいいのでしょうか。よろしくお願いいたします。 電気戦艦 |
hush
この件でしょうか?
その折はお世話になりました。
ttp://www.warbirds.sakura.ne.jp/ansqn/logs/B002/B0000984.html
Ranchan
そうです、ありがとうございます。
hush
>1,2 どうもありがとうございました。結局は潮抜きが大事なのですね。沈められてほとんどすぐに引き揚げましたから金属内部に塩分が染み込むことはほとんどなかったのでしょう。海中か引き揚げた鋳鉄製の大砲などはいくら水中に浸けても、微細亀裂面に入り込んだ塩分を取り去ることはむづかしいようです。
電気戦艦
「海中か引き揚げた」を「海中に沈んでいた古い船から引き揚げた」に直してください。
電気戦艦
1290 |
第二次大戦時に日本海軍は船に搭載された高角砲の制御に九四式高射装置などを使っていましたが この高射装置について質問です。 九四式の性能はアメリカ軍のMk.37 砲射撃指揮装置に比べて酷評されていますけど日本軍とアメリカ軍以外の船舶用高射砲の射撃制御装置の性能は九四式と比べるとどのようなものなのでしょうか? 九四式高射装置とMK37との比較した資料はいろいろ見かけるけど ドイツ軍やイタリア軍、ソ連軍(さらに言えばフィンランド軍やスペイン軍など日独伊英米露以外の国)等の船舶用高射制御装置との比較やそれらの制御装置の性能が全然わかりません。 二次大戦当時、レーダーと連動した高射砲の制御装置が各国で量産配備が当たり前なら日本軍の九四式高射制御装置が著しく劣っていると酷評されるのも当然でしょうけど 当時アメリカ以外で レーダー連動式の配備状況はどれくらい普及していたんでしょうか? おでんくん |
≻当時アメリカ以外で レーダー連動式の配備状況はどれくらい普及していたんでしょうか?
https://www17.big.or.jp/~father/aab/english/hacs.html によると、イギリス海軍が結構進んでいたようですが、可能であればMk.37に切り替えたかった湯です。
レーダーと連動した高射砲の制御装置となると、ドイツのそれが有名ですが、艦載用となると、よく分かりません。
レーダーを研究していた国はいくつかありますが、フランスのリシュリュー等が搭載していたぐらいしか、艦載のものは見つけられませんでした。
hush
フランスでもレーダー連動型の高射制御装置は実用化されてましたか
フランス艦艇は全然詳しくないので調べてませんでした。
自分でも調べてみます。
おでんくん
書き方が悪かったですね。
当時、レーダーを舶載していた艦艇を配備していたぐらいの意味で書いています。しかし、後で調べるとイタリアも装備していますし、ソ連も装備していますね。
失礼しました。
hush
1289 |
戦闘艦艇や護衛艦に装備されている小銃類のメンテナンスを行うのはどう言った部署の兵士になりますでしょうか。 海嗣 |
hush
海嗣
1288 |
馬鹿な質問もしくは過去にあった質問なのかもしれませんがお許し下さい。バーラムや大和は転覆の際に大爆発を起こしていますが、当時の戦艦の弾薬庫って ひっくりかえったら爆発するような状態で砲弾が収納されていたんでしょうか? 火災や誘爆で爆発するのはともかく、頭や底が叩かれたら爆発するような状態で収納しておくのは危険すぎると思うのですが。もし信管(雷管?)が装着されていない状態で収納されているのなら、なぜ転覆の際に爆発を起こしたのでしょうか?それほど衝撃に対して炸薬そのものが鋭敏なんでしょうか。 かめ |
大和のほうは、潜水調査により弾薬庫の爆発跡が確認されたようですが、原因は不明です。
hush
回避行動をとる時間はなく、4本の魚雷のうち3本が船の中央に非常に接近して命中し、単一の巨大な水柱が発生した。 バーハムはすぐに左舷に転覆し、横向きに倒れていたが、魚雷で撃沈されてから約4分後に大規模な弾薬爆発が起きた。 沈没事件の調査委員会は、最後の爆発は主要な15インチ弾倉の外側にある4インチ弾倉の火災によるものであり、その後、主弾倉の内容物に燃え移り爆発したものと考えられた。
※「弾倉」とあるは弾庫でなく火薬庫(装薬)のコトと思われ
>1.
日露戦争期の円缶なら兎も角WW1期以降の水管缶は保有水量が少ないので船体を大規模に破壊するような水蒸気爆発尚凝り得ないんじゃないでしょうか
駄レス国務長官
かめ
長官閣下、御教示多謝。
やはり専門家の仰ることは勉強になります。
>3
http://www.warbirds.sakura.ne.jp/ansqn/logs/B001/B0000449.html というのもありますね。
hush
個艦の話は装薬の爆発でよろしいんですが、水蒸気爆発は起こり得ませんか?
当時の缶の空気比が1.3〜1.5あたりとすると( http://www.warbirds.jp/ansqn/logs/B001/B0000529.html )、
重油の断熱火炎温度は空気比1.4で1700℃くらい。
耐火レンガや缶壁管部が1000℃から1300℃近くまで加熱されていた恐れもあります。ここに転覆時の海水流入を考えるとどうでしょうか。加熱部の物量・保温熱量にもよりますが。
その他は、転覆時は衝撃も各種あるのでしょうが、やはり熱の影響が大きいのかと思います。天地逆転した状況で冷凍機はじめ回転機械が動いているとも考えませんが、仮に動いていても冷却海水の取水口が海面下にないこともあります。その他の回転機械も潤滑もろくに機能しないでしょうから、転覆までは運動エネルギーだったものが、変形や熱に転化されるのかと想像します。
太助
「水蒸気爆発」にも強弱有りますけど度合いで言えば灼熱物体が冷水に接するよか高温高圧水が充満した密閉容器が破裂する方が遥かに強大じゃないでしょうか
駄レス国務長官
@丸ボイラですが、
https://www.maia.or.jp/wp-content/uploads/pdf/accidents/%E3%89%96shouwa%20tyuu%20kouki.pdf
https://karapaia.com/archives/52288152.html#entry
こんな感じの爆発をイメージしておられたのかは分かりませんが、↑はおそらく空焚きの例です。水管ボイラなら保有水量が少ない=爆発エネルギーも少ないというのは、ちょっと小生には判断つきません(そうかもしれないし、一概にそうとも言えないかもしれない。)
この理屈での水蒸気爆発は転覆して入熱が止まっているボイラでは考え難いが、、漏洩・噴破という普通の状況ではなくて、母管・ドラムが千切れるような凄い状態ならば爆発も有り得るのか?
A一方で、以下はCFBボイラのベッド材に水が接触して水蒸気爆発の例。
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/hoan_shohi/denryoku_anzen/denki_setsubi/pdf/018_03_02.pdf
通常ボイラの耐火レンガ(固)とCFBボイラのベッド材(粉?と言ってよいのか?)では、総熱量・接触面積などにも違いがあり過ぎますが、被害もこの程度といえばこの程度。戦艦で被害が大きくなる要素は、艦内容積の狭さくらいか。接触する水量は転覆艦の方が圧倒的に多いが、これはどう影響するか判らない。耐火レンガが水と接触した場合に微細化するかどうかも判らない。
ただ現代の通常ボイラで水蒸気爆発が起こったという話は聞かない(CFBボイラでも↑くらいしかヒットしなかった)から、Aの理屈(液・熱固体/熱粉体接触)での水蒸気爆発は起こり難いのかもしれませんね(炉壁噴破とかは普通にありそうですが、それが爆発につながらない。炉壁管内は通常負荷帯では高圧飽和水・飽和蒸気だから、噴出した時点で割りとすぐに蒸気化するのかしないのか?これまた解らん。。液のまま耐火レンガとかに触れても爆発しないと考えるのが妥当か。)
液・液接触では、海水/LNG接触の爆発可能性について、チョロっと触れられたものがありました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jime1966/26/5/26_5_204/_pdf
太助
空焚きにせよ外的要因にせよ缶が破損して高温高圧水が大気に開放されりゃ同じコトじゃないでしょうか
日露戦争期の軍艦の円缶の保有水量は片面焚で10〜15トンと破裂で有名なD52形機関車の9.6トンを上回り両面焚はさらにその倍となります
いっぽうで艦本式水管缶は5トン弱ですから爆発エネルギーも比例的に低下するでしょう
駄レス国務長官
1287 |
米海軍が水中弾効果について日本海軍よりかなり早期に認識しながら(米:標的艦サン・マルコス:1911年、日:未成艦土佐:1924年)、防御面で水線下多層防御を取り入れるのみで、攻撃面で日本の91式徹甲弾のような水中弾効果を生かした砲弾等を開発した形跡が見られないのはなぜでしょうか? 備後ピート |
実際、日本側の発射した砲弾が水中弾効果が発生させた例はあまりないようですし、むしろ、その構造のために爆発前に船体を貫通してしまったというケースもあるようです。
hush
おうる
日本海軍がどれだけ人的物的リソースを割いたのかは知りませんが、リソースは有限であるので、どうしても優先順位がつけられます。米国が「水中弾効果は防御策だけ講じればよい」と判断したのであれば、それはそれで理解できる話です。オペレーションズリサーチにはまだ時期が早いはずなので、個人の資質に依存した判断かとは思いますが、ナイス判断だったと思います。
日本の方こそ他にやるべきことはたくさんあったのでは?と関係者に問いかけたい気がしないでもありませんが、、まあ後知恵ってやつですね。
16-inch Armor-Piercing Projectiles
Mark 3
Weight: 2,100 pounds
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Mark 5 'Supershell'
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Length: 72 inches
Bursting charge: 40.9 pounds
Muzzle velocity: 2,300 fps
https://www.usni.org/magazines/naval-history-magazine/2015/february/armaments-innovations-navys-supershells
太助