ちょっと気になると夜も眠れない。 航空機関係 Ans.Q どうでも良いことなのに…、誰か助けて! |
1836 |
f6fと紫電系の艤装について どちらも断面が縦長の胴体にオイルクーラーと過給機(インタークーラーも?)のためのダクトを設けていますが、f6fはまとめて下側に配置しているのに対し、紫電系はオイルクーラーを下側に配置し過給機を上側に配置しています。 どちらの配置が優れていたのでしょう? 直感的にパフォーマンスで紫電、抵抗削減でf6fが上回っているのではと思いますが... ペンダント |
それぞれ一長一短あります。こちらの過去ログを参照してください。
http://www.warbirds.jp/ansq/9/I2000179.html
超音速
f6fって結構スリムなのに遅めなのは昇流式のせいでエンジン出力があまり出なかった説ありそうですね...
ペンダント
1835 |
歯車機構なんて全くわからないのですが... 日本軍はラチェ式とVDM(を油圧にした住友VDM)の2種類を新型プロペラとして採用した訳ですが、これらは互いにどの様なメリットとデメリットがあったのでしょうか? 陸海でパーツが違ういつものパターンかと思いきやキ67がVDMを採用したりするので、VDMが本命だったという事なんですかね? ペンダント |
全くもって私の見当違いですすみません
ペンダント
ラチエ式、すなわち日本国際航空の「ペ32」はピッチ可変範囲が28度ですが、
住友VDMのN1K1-J-P11(紫電用)は43度あります。
超音速
ありがとうございました。
ペンダント
1834 |
過去に同じような質問があるかもしれません。 ダグラス・ボストン/ハヴォックやマーティン・バルティモア、モスキート等の軽爆撃機とB-25、B-26等の中型爆撃機に関することです。 米軍におけるA-20、B-25、B-26では攻撃目標、目的に具体的な違いは有ったのでしょうか? 同じように英軍でもバルティモア、ボストン、モスキート、と援英機であるB-25でも違いは有ったのでしょうか? 更に深彫りすると軽双発爆撃機とP-47、タイフーン等の単発戦闘爆撃機との目的・目標の違いはどうなのでしょうか? まさのり |
質問1673、1662などいかがでしょうか。
ジョナサン2
B-17もスキップボミングに参加しています。
B-26は初期に少数が使われた以外は配備されていません。
したがって軽爆・中爆の任務に大した違いはないですが、航続距離の違いによる目標の分担はあります。
戦争後期になるとノルデン照準器つきグラスノーズ機も増え、中高度からの水平爆撃も多くなりました。
アフリカ戦線でB-25・B-26は低空爆撃で大損害となったため、以降は艦船攻撃を除く低空爆撃は中止。軽対空火器の射程外となる中高度からの水平爆撃が主となります。
よってアフリカ・地中海戦域ではB-25・B-26は同じように使われています。
A-20はこの戦域からは下げられ、B-25もノルマンディー以降の欧州戦線には配備されていません。
したがってノルマンディー以降はB-26は中高度からの水平爆撃、P-47は低空での地上攻撃という棲み分けだったのですが、末期にドイツ軍の抵抗力が弱まると、B-26も固定機銃を装備し低空爆撃と機銃掃射を行なっています。
超音速
すなわち、米軍と同じく低高度爆撃は危険なため、アフリカ・イタリア戦線で中高度からの水平爆撃を主としたほか、地中海で洋上哨戒に使われました。
マローダー(援英型B-26)も洋上任務が多かったようです。
なお、ボルティモアとマローダーは英本土には配備されず、最後まで地中海戦域で使われました。
ボストンにレーダーを積んで夜戦型に改造したものをハヴォックと呼びます。
昼間爆撃型は引き続きボストンと呼ばれましたが、米軍はA-20軽爆をハヴォックと名付けたので紛らわしいです。
ハヴォックは英本土で夜間迎撃にあたったほか、大陸沿岸地域への夜間侵入攻撃(ナイトイントルーダー)を行ないました。
ボストンとミッチェル(B-25)は英本土から大陸沿岸地域への昼間爆撃を行ない、ノルマンディー以降はフランスに進出して阻止爆撃などを行ないました。
モスキートは夜戦型がハヴォックの後任となったほか、昼間爆撃型もボストンを順次更新していきました。
モスキート特有の任務もたくさんありますが、詳細は避けます。
超音速
阻止攻撃は戦闘爆撃機も双発爆撃機も行ないますが、走行中の車列の攻撃なども戦闘爆撃機にしかできないことです。
いっぽう、橋や重防御された陣地・砲台などを大型爆弾で破壊するような任務は双発・四発爆撃機の仕事となります。
超音速
まさのり
1833 |
ハ5系のエンジンはなぜ信頼性が低かったのでしょうか? 縮小版の栄や同じサイクロンのコピーであるシュベツォフは成功し前者は戦中に18気筒化、後者は1800馬力級にまでパワーアップしています。 また、18気筒化して2400馬力を出したハ44ではどういった改良がなされたのでしょうか? 串カツ |
原因は中国の黄砂で、細かい黄砂はフィルターを通過して中に入り、シリンダーの段減りを発生させました。
対策は窒化鋼を使ったシリンダーの採用です。
その後のハ5発展系でも続いたトラブルは、吸気管ジョイント部がゴム管のためゴムが劣化したとき緩みや破損が発生することで、この点三菱の発動機は金属製なので同様のトラブルはなかったそうです。
あとハ5はサイクロンではなく寿の14気筒化ですし、栄がその縮小型というのも違いますし、シュベツォフはサイクロンのコピーではなく正規のライセンス生産です。
ハ44(ハ219)の改良はごく常識的で、回転数・ブースト圧・圧縮比の増加です。
超音速
ハ5というより中島製エンジンの問題な感じなのですね。
調べたらソ連ってジェットエンジン以外は大体ライセンス購入してたんですね...意外でした。
ところで、栄はNALを基に排気量を縮小したという認識だったのですが、そうでないなら栄は何をベースとしていたのでしょう?
串カツ
基本設計は当時技術提携していたライト社製(量産はされなかった)R-1510ダブルホワールウィンドがお手本です。
その他、ライバル社三菱の金星も参考にしています。
超音速
超音速
1832 |
Ta183系のずんぐりした外観についてです。 図面を見た感じエアインテークの上に座席と燃料タンクを置いているようですが、mig-15等はエアインテークを上から潰すようにして配置しています。 ではなぜ、ta183はそのようなレイアウトを取ったのでしょうか? そしてなにが非効率と判断されてmig-15などでは前述のレイアウトに改良(?)されたのでしょうか? ペンダント |
また、戦略物資節約で木材や鋼材を多用したので、強度の関係で主翼内に燃料タンクや主脚庫を置けず、全部胴体に詰め込んだのも一因です。
しかし太短い胴体は遷音速域で飛ぶと空気の圧縮性の影響で、かえって抵抗が大きくなってしまいます。
このため戦後のジェット機では胴体を長く取る設計となり、エンジンの推力も余裕が出てきたこともあって長いダクト類も許容する考えになりました。
そもそも胴体には武装や電子機器など積みたいものがいくらでもあります。
ちなみにMiG-15のインテイクダクトは上から潰すのではなく、途中で左右に分かれてコクピットと燃料タンクの横を通っています。
上から潰すインテイクダクトはF-86やF-84ですね。
超音速
第1世代の一部でインテークを左右に配置している機体に疑問を感じてましたが、効率の問題もあるのですね!
更に質問なのですが、wikiには翼断面は表裏の無い対称形であり、裏返して使えるという見るからに不穏な記述が存在してますが、そういう翼型もあるのでしょうか?それとも効率や失速特性を無視してロケットの様に推力でゴリ押そうという末期特有の奴でしょうか?
ペンダント
レシプロ機では通常、翼型基準線が上反り曲線を描くカンバー翼を使います。
1920年代によく使われたクラークYはカンバー比4%で、揚抗比はいまでも最高クラスです。
しかし飛行機が高速化し、迎え角0度に近くなると、カンバー比の大きな翼はCm値(頭下げモーメント)が高いため、主翼がフラッターを起こします。
そのため単葉機の時代になると、カンバー比2%程度の翼型が一般的となります。
さらに高速のジェット機になると、直線翼のロッキードP-80ではカンバー比約1%。
遷音速域を飛ぶ後退翼ジェット機ではカンバー比ゼロの対称翼が必要となりました。後退翼は剛性確保が難しく、フラッターが起きやすいからです。
戦後に米ソで作られた後退翼ジェット機はドイツを真似したので対称翼が一般的になりました。
現在ではスーパークリティカル翼の登場で対称翼からは脱却しています。
なお、レシプロ機の時代でも水平尾翼は対称翼となっており、左右共通で裏返して使える場合も多いです。
対称翼は安定性がよく製造コストも安くできるので、B-17やB-26は主翼にも対称翼を採用しています。
超音速
忙しい中質問に答えていただいて嬉しいです!
本当にありがとうございました!
ペンダント
1831 |
このサイトの議論ボ−ド等も含めてネットで見ていますと、四式戦闘機とハ45 について「使えない」とされていることが過半のように思われます。四式戦闘機1446号機の調査報告書を見た限り、杜撰な工作は目に見えるような形ではないようですし、きちんと整備すれば今日でも規定通りに動くらしいことはA6M232中村氏の動画からうかがえます。四式戦闘機の不調は、ハ45の設計そのものや機体も含めた粗製乱造が原因とされているように思われますが、実際はどうだったのでしょうか? 100万 |
誰か答えて下さい。
1830 |
大戦後期の九九式襲撃機のプラモを作ろうと思っている(上面暗緑色ベタ塗、黄色翼前端識別帯有り)のですが、この際機体内部色は@古いプラモに有りがちな青竹色(ジンクロ)、A九九式軽爆や百式重爆と同じ暗灰青色、B大戦後期ということで、これはもう黄緑7号色、のいずれかでしょうか?それとも全く異なる色調でしょうか?マイナーな機体のため資料や画像が少なく困っているのですが…。 備後ピート |
青竹色と通称されたのは、ジンクロではありません。これは、海軍が規定したSDC(超ジュラルミン板材)用の機体内面色である「E4淡青色透明」と色名を規定された塗料です。本来は海軍機のためのものです。。
「黄緑七号色」は、大戦後期に生産された機体に適用された塗料です。「いつ使われた機体なのか」ではなく、「いつ作られた機体なのか」により、この色を適用するべきか判断しなければならないものです。
片
片
1829 |
ジェットエンジンが普及して以来、現代の戦闘機は機銃の薬莢を排出せずに弾倉に回収するようになっていると認識していますが、薬莢を機外に排出するジェット機って無いんですか? 今はもう無いとすれば最後に薬莢を排出していたジェット機は何でしょうか? おうる |
hush
まさか最新鋭機で機外排莢してるとは思いませんでした。
おうる
1828 |
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2881b69c66a4bda430c47c418a59e6e1217ce8b ドローンによる艦艇撃沈、無人艦艇による有人艦艇への攻撃が話題になっておりますが かなり昔、米海軍が特攻で爆弾を積んだ飛行機を艦艇に体当たりさせると結構ダメージを与えることに気付き、余剰のF6Fをドローン化し無線誘導でテストをしました。同じように 現在 旧式で余剰になったジェット機に爆薬を埋め込みか積載させドローン化させるという計画 等は存在するのでしょうか? まさのり |
は低いと思います。
Uhu
ジェット機転用ドローンの場合には、そのメリットを使うことができませんし、目標の近くに滑走路が必要です。近くでないと、衛星通信でも使わない限り、誘導ができないからです。
それならば、巡航ミサイルや、無人機を武装させて攻撃させたほうが有効だろうと思います。
1と被りますが、せっかく書いたので載せておきます。
hush
まさのり
1827 |
下記はドイツ本国に残されたA型の一機です。 https://www.asisbiz.com/il2/Bf-109D/Bf-109D/images/Messerschmitt-Prototype-Bf-109A-D-IIBA-WNr-808-trials-Germany-7th-Apr-1937-02.jpg A型はシュヴァルツ木製プロペラで作られましたが、VDM金属プロペラを装備する準備工事がされていましたので、換装されたのだと思っていましたが、 このプロペラは何なのでしょうか? 宜しくお願いします。 下記の様に VDMプロペラは簡単にちぎれません。 https://i.postimg.cc/T2stwD0z/Messerschmitt-Bf-109-D2-Black-1-force-landed-01.jpg シュヴァルツ木製プロペラです。 https://ww2aircraft.net/forum/attachments/messerschmitt-bf-109-004-jpg.142734/ 百九 |
備後ピート
木材に樹脂を浸み込ませると言うよりも板状のもので覆う形に成っていると言う事ですね。
シュヴァルツの製品と考えて良いのでしょうね。
https://www.armedconflicts.com/attachments/3140/1438078026_Me-109A.jpg
同じ機体ですが、根本が円柱状になっていますが、
下記の VDM とは少々違いますので可変ピッチでは無いかも知れません。
https://grafiq.ru/wp-content/uploads/2023/11/Messerschmitt-bf-109B-6-56-Gotthard-Handrick-J88-Legion-Condor-Spain-me-109-B-Nose.jpg
百九
1826 |
マルチコプターは電動モーターで駆動するものがほとんどですが、ガソリンエンジンで飛ばすのは難しいのでしょうか? 大型マルチコプター、例えば、製造会社が破綻した『空中バイク』も、大阪万博のためデモ飛行した『空飛ぶクルマ』も電動式です。 被災地へ物資を運んだり、敵の戦車に爆弾を落とす等の用途には、ロータリーエンジン式の方が航続距離が長く、重量物を運べると思うのですが・・・。 初歩的な質問ですみませんが、無知な私にわかりやすくご教示願います。 PIAT |
ヴァンケルロータリーエンジンを使用するものもすでにあります。
質問意図を確認したいのですが、「ガソリンエンジンで飛ばす」というのは上記のような駆動形式でいいんでしょうか?
「ロータリーエンジン」というのは回転式空冷エンジンではなくヴァンケルロータリーエンジンでいいでしょうか?
超音速
有人マルチコプターについて調べていたところ、IHIがロータリーエンジンと電動モーターの組み合わせで駆動する大型ドローンを開発したという記事を見て、『エンジンだけで駆動できないのかな?』と考えたのが質問のきっかけです。
やはり、各ローターにエンジンを配置するより、エンジンで発電する方が優れているのでしょうか?
なお、ロータリーエンジンとは、マツダ車のようなヴァンケルロータリーエンジンの意味で使いました。
PIAT
大型化した場合の利害得失は別として燃焼機関直では制御困難ではないでしょうか
現状充電池より発電機のほうが出力、航続時間で有利というのはその通りかと思います
(固定ピッチ二重反転式のGEN-H4は出力調整で上昇下降、ローター面の傾斜で前後左右、上下ローターの差動で方向の操縦をしていました)
失礼しました
月次
過去にはカーチスX-19という実験機もありました。
なのでエンジン駆動でもクワッドローターまでなら制御可能です。
1.で述べたハイブリッド式(シリーズハイブリッド)は既にご存知とのことで失礼いたしました。
つまり、ハイブリッドでも発電機・電池・モーターで重量が増えるのではないかとの疑問ですね。
例えばドローンの離昇出力が10馬力、巡航出力は6馬力必要だとします。
ハイブリッド式の場合は合計10馬力のモーターと7馬力のエンジンを搭載し、出力差は電池からの放電で補います。離昇出力を出すのは短時間なので電池容量はそれに対応する分でOKです。
余分の1馬力で巡航中に充電します。
つまりエンジンが7割に軽量化できるし、終始一定回転で回すので燃費もよくなります。
なお電動モーターの場合は小型多数を並べたほうが大型一基よりも出力重量比がよいので、マルチコプター形式が有利となります。
月次さんが述べられた制御面での利点もあります。
一昔前のヘリドローンは通常のヘリを縮小したエンジン駆動のものが主流でした。
エンジン駆動でも当然ギアボックスやシャフトの重量と摩擦損失が発生します。
近年は電池・モーターが発達してきたため、ハイブリッド式の利点がエンジン駆動を上回ったということです。
超音速
なので、現状では有人航空機にハイブリッド式は実用化されていません。
したがって最近さかんに発表されているハイブリッド又は電動の有人航空機は、電池・モーターのさらなる発達が大前提でのものです。
超音速
クァッドローター機は制御をピッチ制御に依らず各ローター毎の回転数制御のみで行っていた(構想含む)のでしょうか。
月次
1825 |
連投すみません。アメリカ軍は太平洋戦役でB-26マローダーで陸攻みたいに雷撃をやらせています。 そもそもですがどういう意図があり、アメリカ軍はマローダーに雷撃を行ったのでしょうか?あとB-25、A-20に比べると操縦、運用が難しいマローダーに白羽の矢が刺さったのはどうしてでしょうか?単純に魚雷が搭載出来ただけ?でしょうか? まさのり |
B-25の雷装は、米陸軍では使われませんでしたが、海軍/海兵隊型のPBJでは実際に使用されました。
同じくA-20にも雷装できるタイプがあります。ソ連軍が実戦で雷撃を多用しました。
超音速
有名なのが旧ドイツ戦艦オストフリースラント撃沈実験ですね。
対艦攻撃には魚雷が最適なのはわかっていましたが、陸海軍の仲が悪く、海軍から魚雷をもらえる当てもありませんでした。
海軍が開発していたノルデン照準器も入手困難な状況で、このためアピールと裏腹に機材が対艦攻撃に対応していない状況でした。
第二次大戦が勃発すると、英独両軍は双発爆撃機で対艦攻撃を行なっており、雷撃についても初期から英軍はボーフォートでやっていますし、ドイツ空軍もやや遅れてHe111で雷撃を行なっています。
これを背景として、米陸軍航空隊では明確な方針として、双発爆撃機の任務に対艦雷撃を加えています。
さすがに大戦勃発で陸海軍仲悪いとか言ってられず、協調する動きも始まり、魚雷入手の話もついたのか、1941年ごろ生産されたB-25やB-26は雷装可能な仕様になっています。
しかしご存知の通りミッドウェー海戦では雷撃の戦果はなく、陸軍の対艦攻撃はスキップボミングに転換することになりました。
超音速
調べると双発機の雷撃使用結構有ります。PQ船団に対するHe115とか まっ、これは双発の水上機ですが
余談ですが、私は魚雷が推進力の運動エネルギーと爆発によるエネルギーでダメージを与えてると思ってましたが、水中爆発よるバブルパルスでダメージを与えてたのですね。ただバブルパルスで戦艦や巡洋艦等の装甲を突き破れるの?という疑問が生じますが
まさのり
回転するスクリューにより発生する泡が表面で爆発する(キャビテーション)と、スクリュー表面が損壊する場合があるくらいです。
これは、水が大気よりはるかに密度が高いことに由来します。つまり、空中爆発の場合、主たる被害を与えるのは爆発物の破片ですが、水中爆発の場合は水という空気よりずっと重く固い物質がぶつかるのです。このため、水中爆発の威力は空中爆発の10倍以上の威力があると言われます。
実際、わずか30pの津波で大の大人が流されるというようなことがおきるのは、水の密度が高いためです。
もっとも、一番大きな威力を与えるのは、船底で爆発して龍骨をへし折った場合です。このため、その目的で開発された磁気信管や音響信管等はうまく爆発すると一撃で船を沈めてしまうことがあるのは、アメリカの飢餓作戦で日本の艦船の行動が封じ込められたことからも理解できます。
hush
この結果を見るとバブルパルスの威力の凄さがわかりました。
まさのり
1824 |
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E9%80%A3%E7%A9%BA%E8%BB%8D%E5%BF%97%E9%A1%98%E9%9A%8A 上記wikiは日中戦争時にソ連空軍志願隊の名の元に、ソ連空軍が日中戦争に参戦した内容です。その中でソ連空軍が運用するSB爆撃機が高度6〜7000mで侵入してきても迎撃困難或いは不可能だったとあります。陸軍としてはこの問題に対しどのような対応をしたのでしょうか?例えば高々度迎撃機の試作とか あと航空機とは外れますが、ソ連人パイロットが捕虜となり日本がソ連に抗議をすると 「日本は戦争じゃなく事変として扱っているのに、抗議してくる理由がわからない。」と返答したと有ります。私はソ連側の理屈がわからないのですが、戦争と事変は国際法規上違いがあるのでしょうか? まさのり |
後段については、 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-07-08/2006070812_01faq_0.html に分かりやすい説明がありました。
スペイン動乱の際に各国の義勇軍(もしくは、と称するもの)がやってきて、捕虜になった者もいたはずだが、抗議するかという問いかけでしょうね。
hush
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B1%B1%E7%A9%BA%E8%A5%B2
寒口空襲のwiki
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%A2%E5%8F%A3%E7%A9%BA%E8%A5%B2_(1939%E5%B9%B410%E6%9C%88)
上記以外の何かの書籍で高空から侵入してくるSB爆撃機と言う記述を読んだ記憶があります。
後段の抗議についてもよくよく考えると、建前上は志願兵、義勇兵と言う個人の信条で参戦してるのに国にクレームをつけるのは筋違いだよ ことですね。
まさのり
したがって、キ60のように輸入品の発動機を導入を考える以外に、この当時だと方策はなかったのではないでしょうか。
hush
1823 |
日中戦争時に護衛戦闘機無しで渡洋爆撃で損害を受けた帝国海軍ですが、マレー沖海戦時も護衛戦闘機無しで陸攻隊を飛ばしてます。これに関して上層部は多少の犠牲はやむ無しという考えだったのでしょうか?それとも英国側の迎撃は無いという考えだったのでしょうか? まさのり |
仮に零戦が配備されていても航続距離の関係で同行するのは不可能、つまり最初から護衛機を付けられる状況ではなかっただけではないでしょうか。
元自
まさのり
しかし、使用可能な機体残っているのですから、基本的にはギャンブルであり、1で書かれているように護衛機の航続距離が足りなかっただけでしょう。
hush
ニューギニア沖海戦でもレキシントン攻撃に護衛なしで出撃して大損害食らってますし、レンネル島沖海戦でも援護無しで出撃してます。
元自
まさのり
一式陸攻開発時も防弾装備の充実で速度を落とすより高速で敵戦闘機を振り切る方向ですし、求められた航続性能からしても敵艦隊攻撃時に戦闘機の随伴は不可能だという前提ではなかったかと考えます。
開戦劈頭のフィリピンやのちのガダルカナル戦のように攻撃目標が対地で動かない&ギリギリ戦闘機の航続性能が足りる場所でなければ基本的に護衛機を付けられないというのが陸攻運用の前提だったのでは?
元自
まさのり
実際に九六陸攻に同乗して陸攻の大損害を間近で見た大西大佐(当時)が新陸攻開発に際し防弾強化を訴えていますがそれでも高速化という方向で纏められている訳です。
また陸攻ベースの翼端援護機開発も「戦闘機の随伴は不可能」という認識の現れではないかと思えます。
この辺は学研の「一式陸攻」にも会議の概要が掲載されていた筈です。
元自
似たり寄ったりですね。
まさのり
私もそう思っています。
戦闘機無用論というより、護衛戦闘機が用意できなくても、攻撃優先でいこうという発想が強いのではないかと思っています。
この旧日本海軍の人命無視と思える考え方が、特攻に繋がっていくのだと思っております。
人名を尊重するというのなら、誘導兵器の開発等にもっと力を注いだと思いますし。
hush
特に攻撃目標である米艦隊は動き回るので予想位置に到達して発見出来なかった場合付近を捜索する必要がある訳で、1000km前後の進出距離+索敵では零戦でも実質随伴不可能、最初から遠距離の敵艦隊攻撃へ戦闘機を付ける事は現実的ではないでしょう。
そして本来陸攻とは「決戦兵力」であり、一回こっきりの決戦で戦果を挙げ勝利する事が出来れば損害の多寡はあまり考慮されなかったのではないかと。
人命軽視と言うよりは「一度限りの決戦に何が何でも勝つ」為に特化した存在に思えます(逆に言うと連続した小規模な航空戦による消耗は考慮外)>陸攻
元自
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D%E5%85%AD%E5%BC%8F%E9%99%B8%E4%B8%8A%E6%94%BB%E6%92%83%E6%A9%9F
まさのり
それは開戦前の日本海軍、そして、おそらくは当時の世界中の海軍の基本思想だったと思いますが、航空畑の人はそう思っていなかったわけです。そして、日本の航空本部は、もちろん航空兵器が決戦の主力であると考え、そういう考えを過去の遺物にしてしまったわけです。
hush
その文言の直後にある「沿岸用攻撃機」とそのリンク先を見れば当初の構想と現実に完成した陸攻の目標が別であるとすぐ判ると思いますが。
漸減要撃作戦といういわば段階を踏む一連の決戦に投入する兵力を決戦用と見做す事の何がおかしいのか私には判りません。
元自
1822 |
「そんなこと無いよ。」と言われたらそれまでですが、英国の双発機、ホワールウィンド、ボーファイター、モスキート、ウェルキン或いはグラマンのXF5Fはプロペラの位置が他の双発機に比べて前方に有る感じがします。これは何か理由が有るのでしょうか? まさのり |
DDかず
まさのり
機首が長い飛行機はそうしたい運用上の理由が個別にあるのでしょう。また、小型機の場合は緊急脱出する際、操縦席からそのまま脱出することになるので、プロペラよりも後ろにあった方が安心ですね。
DDかず
まさのり