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23 素朴な疑問ですが、なぜ各国は捕獲した敵(他)国の優秀機をデッドコピーして量産しないのでしょうか?量産技術が有ってもなぜやらないのでしょうか?単なる見栄?英・独なんか設計思想が似ているのにゴータ社製スピットファイヤなんて有っていいのに?日本陸軍でも零戦使わなかったもんな・・・

  1. 設計思想は国の中では同じようでも、運用思想は国の中でも違う場合は多々あります。(特に日本の場合は)ドイツの場合は進撃する陸軍を支援するために急造飛行場からでも展開可能な運用を第一に考えていました(当然機体の強度が要求されます)し、イギリスの場合はあくまで要撃を第一に考えて(ダッシュ力と運動性能が要求されます)いましたから。(しかしどちらもそんなに長く飛ぶ必要はないですよね)


  2. 理由は2点あると思います。戦術思想の相違と生産設備の問題です。なんか長くなりそうなんで、詳しくは掲示板に書いてみたいと思います。


  3. 誰でも夢を見るのでょう。どんな飛行機が出てきても、それを上回るものを自国で作れると。コピーしたら同じにはなっても上にはなりませんまんねぇ・・・。


  4. 敵国ではありませんが、陸軍の「飛燕」のエンジンは同盟国ドイツのメッサーシュミットの水冷エンジンを設計図ごと買ってコピーしようとしたらしいです。しかし、工業後進国の悲しさか、運用実績があんまり上がらず、結局空冷式のエンジンに積み替えて全く別の飛行機になってしまいました。この場合は設計図があってもそれをきちんとコピーするだけの製造技術を持ち合わせなかったのでしょう。名機「紫電改」のエンジン「誉」発動機も、あまりに精巧に設計したため、戦争末期の劣悪な製造技術・・・・・熟練職人の多くが赤紙で徴兵されて部品の精度も材質も最悪の状態で作られた・・・・・ため、整備兵がスターターをまわしてみなければその日何機飛びたてるかわからないという稼働率の低さがつきまといました。海軍航空隊の生き残りのベテランパイロットをかき集めて、もっとも資材に恵まれていた三四三空「剣」部隊でさえそのありさまだったのですから。


  5. そういうことをやった国は大抵負けていますね。コピーと言っても現物から設計図を起こすのですから、やはり時間がかかります。量産体制に入った頃には敵のより性能のいい新型機が登場しているでしょう。そうでなくとも、確実に相手より一歩遅れているはずです。捕獲機を研究してそれを上回る機体を設計する、と言うのが普通です。例)零戦を捕獲してF8Fを開発 



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