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476 着弾観測機を、実際に使用した海戦は有るのでしょうか?。

  1. 予科錬魂(今日の話題社刊、ソノラマ文庫別タイトル収録)にスラバヤ沖海戦を水上機から観察しているシーンがあったと思いますが、着弾観測だったかどうか記憶が曖昧です。


  2. 「死闘の水偵隊」ですね。弾着観測をしています。


  3. いかんなあ、観測機使ってあの命中率じゃあ。これが日本海軍の実力か・・・


  4. 砲撃命中率0.4%、重巡は主砲弾定数の40%を消費。敵兵力の過大評価から遠距離砲戦に持ち込み、九一式徹甲弾による水中効果を狙ったとか。


  5. 遠距離で撃ち合っても、そのうち交叉弾が来るそうです。ただ人間心理として至近弾が来ると回避運動したくなるそうで(実際、したそうですが)、当時の乗組員の手記だと「遠距離砲撃戦でお互いに交叉弾が来る度に回避運動しながら撃ち合ったら絶対に当たらない」と述懐していました。


  6. ↑米艦の場合レーダー統制射撃を行うため、回避運動する目標にもかなりついていけたようです。例えばサマール沖海戦における「矢矧」の戦闘詳報から抜粋すると「当方避弾運動実施スルモ、敵弾着ノ追従極メテ良好。避弾運動ノ効果激減セル如く感ズ。(中略) 射距離ニ比シ射弾精度、極めて良好ナル点、発射間隔短ク而も当方ノ避弾運動ニヨリ追従セル点ヨリ考ヘ、精度極メテ良好ニシテ取扱簡単ナル電探ヲ使用スル電探盲従射撃ヲ実施アルモノト認ム。」これはフレッチャー級駆逐艦から10000m程度の距離からの射撃を言っています。


  7. ↑まあこれは時代も後で、本当の意味での遠距離射撃とは呼べないかも知れませんが。またたしかスラバヤ沖海戦でも似たような報告があったと思います。



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