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426 1971年雫石事件の時に、墜落してゆく全日空機が音速を超えたらしいという事ですが(何かの本です。書名失念)、自由落下の状態で音速って超えられるものでしょうか? また、旅客機の構造は音速域での衝撃に耐えられるでしょうか?

  1. 東大工学部航空宇宙システム工学科(?)の加藤寛一郎教授の本にあったような、、。F-86が追い越され気味に追突されてスピンして後落した際、全日空機の水平安定板が破損したと推定しています。


  2. 構造材破損のため昇降舵が逆効きになったか、水平安定板の損失で下向きトリムの消失で、急激に頭下げが起き垂直降下の状態で推力と重力の相加作用で音速を超過したと結論していました。


  3. Flight Recorderには速度計指針の急激な上昇直前に負のGがかかりその後ゼロGになっていること、音速超過直後急激な速度低下が記録されておりその時点で構造材の空力的破損と同時に抗力の大幅な増加と空中分解にいたったと説明しています。



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