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はじめまして。皆さん、随分高度なお話をしておられるようなので、ちょっとドキドキです。 ガダルカナル戦に関するノンフィクションを読んでると、揚陸された日本軍の糧食について、米と乾麺包(これは乾パンのことでしょうか)の2通りの主食があったように読み取れてしまいました。わざわざかさ張る米を給養して船腹量を圧迫するのには何か止むに止まれぬ理由があったのでしょうか。 んがんぐ |
- 生米はかさばるでしょうか?
重量対熱量や保存性からみても、小麦粉またはその製品を送るよりは効率はいいのではないかと思います。
ただ、問題なのは飲料以外にかなりたくさんの水と、炊飯のための容器、および加熱のための燃料を必要とする、つまり前線で兵士が自分たちで調理しなければならないという点ですね。
まなかじ
- 米の飯食わねば腹に力が入らなくて戦争なんかできん、
ってのは止むに止まれぬ理由にはならないでしょうか?
特に戦前の日本人ならば、パンなんか食ってて戦争できっか
って本気で思ったのではないかと愚考します。
便利少尉
- 何でガダルカナルに米が大量に有ったかというなら、ガダルカナルは海軍が造成した本格的かつ重要な航空基地だったから、という事になるのでしょう。米やその他軍需品が集積されているのは当たり前な位の基地です。
BUN
- カンパンを作っている三立製菓のwebページに乾麺麭→カンパンとのコメントが
ありましたのでそれで良いようですが、戦記によっては水に浸してから焼いて食べる
「乾麺包」、「小麦粉を焼き固めただけ」と解説の有る「乾麺棒」なども見受けられます。
現地で其処の産物に合わせて作った物も有るのかもしれません。
だーくまたー
- 光人社NF文庫の「陸軍いちぜんめし物語」(だったと思うのですが・・・)によると、シベリア出兵準備の一環で、寒冷地対策としてパン食に切り替えたところ兵隊さんにはえらく不評だったとか・・・
もっとも、まなかじさんがおっしゃるような欠点に加えて、一度炊いてしまったら保存が利かず、炊事の度にいちいち炊煙が上がるというのは兵食には向いていなかったのではないかと思います。
TETSU29
- 粒径が小さい方が空隙率も小さくて輸送効率が良いのでは、と勝手に考えていましたが、皆さんの御指摘はもっともです。いや、さすが。ありがとうございました。まなかじさん、カロリーの事は考えていませんでした。僕はどうやらお間抜けさんのようです。ところでだーくまたーさん、水に浸してから焼いて食べる乾麺包って、ちょっと想像できません。それは一体何でしょう。
んがんぐ
- たとえば、
http://homepage2.nifty.com/shanxi/ren/wang_liang/wang_liang01.html
この方は旧日本軍に使役をさせられた方の様なのですが、「火にくべて焼いて云々」と言ったくだりがあります。
出来かけのパンを乾燥させたような物かもしれません。
だーくまたー
- わざわざ教えて下さってありがとうございます。これから読みにいってすっきりしてきます。
んがんぐ