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2004 象撃ちとかの大型獣狩猟用のマグナムライフルって反動が凄いと思うんですが、リコイルコンペンセータ付きのって売ってますか?軍用の狙撃銃には付いてるものが多いようですが、狩猟用ライフルにはリコイルコンペンセータを見かけないような気がします。理由があるでしょうか?
よーちん

  1. 単に”マズルブレーキ”と言わずに、”リコイルコンペンセータ”と仰られる よーちん さんは、
    銃に中々の知識をお持ちの方と思いますが。
     (リコイルコンペンセータ:単純に射撃反動を抑えるというよりは、特にマズルジャンプを抑える目的の物。
      散弾銃での”カッツコンペンセータ”はちょっと意味が違ってくるけれども!:マズルブレーキ付き可変絞り)

    さて、大型に限らず、狩猟用のライフルにあまり見受けられない理由は・・・・
     1.発射音の増大。
     2.ジャングルやブッシュにて、樹木・小枝がコンペンセータ穴に引っかかる。
     3.銃口部が重くなり、素早いスイングや照準に不向きとなる。
     4.マズルジャンプを抑える事を重要視していない。
       マズルジャンプを抑える理由は次弾照準や連射し易くする為とも言えるもので、
       ライフルハンティングの性格、一発必中主義には不要。
     5.銃口にそんな物付けたら過度弾道や銃身振動の面より有害。→命中精度の低下。これが一番の理由でしょう。


    >.軍用の狙撃銃には付いてるものが多いようですが〜
     .50口径アンチマテリアルライフルや、近年一部のモダンスナイパーライフルを除いて、
      一般に狙撃銃には、その様な”マズルブレーキ”的な物は付かないはずだけれど。 理由は上記項目の5と同じです。

    以上私見でした。 他の方のレスをどうぞ。

    軌跡の発動機?誉

  2. 妙な質問に丁寧にお答えくださり、どうも大変恐縮です。
    ひょっとして狩猟用のはあんまり売れないから余計なもの研究しないのかなあ、とも思ったんですが、なるほどと納得しました。銃口部が重くなるというのが私的にはしっくりきました。狙撃銃って立って撃ってる写真見ないですし、振り回すようなものではないですね、確かに。(一発で倒せなかったら反撃されて大変だろうなあとか、リコイルコンペンセータ付いてたら私でも撃てるかも、などと変な妄想してました)
    よーちん

  3.  ずいぶん前のアメリカの雑誌「GUNS」に.357H&HMagModel70の
    カスタムが出ていますが、これには銃身に直接孔をあける形でマズルブレーキを作って
    あります。ずいぶん小さな穴が100個ぐらいあけてあります。
    ですから、全然需要がないというわけではないようです。



  4. >3.357H&HMagModel70〜 マズルブレーキを作ってあります。

    ハンティングライフルは強く趣味の世界ですので、性能・機能は別にして、イメージやカッコよさを重視した製品が現れ
    (或いはカスタムメード)、それを購入する方達がいても、不思議ではないと思います。
    まず性能・機能を重視する軍用銃では、この様な例は見かけないでしょうね。

    〜?誉

  5.  猟銃関係のカタログを見てみると、後付けのコンペンセーターの広告は結構載っていました。それなりに需要はあるみたいです。
    Sgt

  6. 狩猟用といえども一年中、猟が出来る訳ではありません。オフシーズンには射撃場で練習します。この射撃場のレンジでマズルブレーキなどを付けて射撃されると周囲、特に隣の射手が非常に迷惑します。発射音が大きくなる程度なら許せますが場合によっては衝撃波と爆風(?)が真横にまともに食らいます。このように周囲への配慮からも猟友会などで集団行動されるハンターはつけない方が多いようです。この種のライフルを所持されている方はくれぐれもマナーに気を付けて欲しいものです。実際、30−06程度までならマズルブレーキを付ける必要は無いように感じます。
    えすおーえふ


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