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S&Wのスコーフィールドやエンフィールドみたいな中折れ式の銃って どうやって中折れさせてるんですか?シリンダーの下あたりに マガジンキャッチみたいなボタンがついててそれを押したら中折れするとか でしょうか?でもそんなボタンも無さそうだし…。 羊 |
- 基本的に、ブレーク・オープン(中折れ式)のリボルバーは、フレーム前方下部にヒンジ(軸)があり、フレーム後部(リア・サイトの辺り)にロック(レバーまたはノブ型)を備えています。ロックを外すと、ヒンジを支点に下向きに中折れしてシリンダーが開き、同時にエジェクターが作動して排莢します(ある程度勢いを付けて折る必要があるが)。
ウェブリー系やエンフィールド系のロック・レバーは、指かけが親指の少し前の位置にくるため、普通にグリップを握ると親指の付け根に当たってしまいます。で、撃つと反動でこれが刺さって痛い思いをするのです。
ちなみに、S&Wの初期のリボルバーであるNo.1とNo.2もブレーク・オープンですが、こちらはヒンジがフレーム前方上部に付いており、下部のノブを押して上向きに折る形式となっています。この形式は耐久性が低いため、No.3(スコーフィールド系)以降は下方中折れ式となりました。
ブラック・タロン
- http://www2t.biglobe.ne.jp/~ohige/tsuhan/caw/field_w.htm
例えばこのスコーフィールドだと、リアサイトの近くにあるレバー型の
ロックを親指で引っ掛けてそのまま引いてロックを外してから、
フレームをつかんで勢いよく折って排莢するんですよね?
それと勢いよくフレームを折ったら空薬莢はある程度浮いて排莢されるんですか?
しかし勢いよく折らなかったらどうなるんだろう…勢いよく折らなかったら
シリンダーの中に空薬莢が残ったままになっていてそのままシリンダーを
下に向けて排莢するんでしょうか?
何か聞いてばかりですいません…。
羊
- >それと勢いよくフレームを折ったら空薬莢はある程度浮いて排莢されるんですか?
折り曲げに連動したカムが薬莢のリムを引っかけて持ち上げてくれます。過度に膨張していなければ逆さにすれば自重落下してくれますし、引っかかれば摘んで抜けばいいでしょう。まぁスイングアウトのイジェクター・ロッドのほうがストロークが長いので有利といえば有利ですね。\
銃の構造を理解するならモデルガン買いましょう。百聞は一見にしかずです。…でも32000円とはちと痛いですね(笑)
ささき
- 余談ですが、陸自善通寺駐屯地に隣接する第2混成団本部(乃木資料館)の展示室に、『露軍拳銃』としてS&W Mod.3(No.3)が展示されています。
写真↓の解像度がコレもんで情けないですが(笑)、トリガー・ガード等の形から、ロシア軍向けに製造された”ラッシャン”のセカンドまたはサード・モデルと思われます。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/3282/photos/type14pistol.jpg
ちなみに、S&W Mod.3は、日本陸軍最初の制式拳銃(壱番型)でもあります。資料不足ですが”ラッシャン”のようです。
ブラック・タロン
- 大体は把握出来たのですがやはりしっかりとギミックを知りたいので
買ってみる事にします、懐はかなり厳しくなりますが…。
色々とありがとうございました。
羊
- ブレーク・オープン・リボルバーのモデルガンの種類はあまり多くありませんが、マルシンからエンフィールドMkI&MkII(価格不明)とS&W No.2アーミー(発火/非発火モデル。非発火モデル持ってるが値段忘れた(;^_^A)が出ています(マルシンのHPに載ってないので生産終了してるかも)。この2つは、同じブレーク・オープンでありながら、まったく構造が違うので、とりあえず両方手に取ってみて(買えとは言わない←笑)進化の流れを想像してみるのも一興でしょう。
ブラック・タロン
- ↑値段は、エンフィールドのMk1ポリス完成品がが木製グリップ付きで14800円キットモデル8800円 ノーマルバレルモデル(何が違うか解りません(汗))8800円 モデル2アーミーは三種類完成非完成材質等の違いで14800円・16800円・9800円3種類があるみたいです。こないだ買ったばかりのワルサーPPKに同梱されてたんでまだあると思いますよ 何か業者の手下みたいだな(汗)
紅葉饅頭
- ↑「ポリス」は戦後?試作された短銃身仕様、「ノーマルバレル」は量産された軍用仕様の銃身が長い(長いといってもこちらが標準長)タイプだったと思います。
さいどわ