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312 WW2の戦車などで、キャタピラや土嚢を増加装甲代わりに装備している物がありますが、これには装甲としての効果はあったのでしょうか?
また、現代においてこのような方法は効果があるのでしょうか?
まぐまぐマグロ

  1. 言っちゃって良いのかな。Sタンクなんかそうだね。
    まあ、あれはSタンクの形状ならではの効果なんだけど、Sタンクの装甲はAPFSDS弾対応んだよね。
    構造としては表面を高周波焼入れした防弾鋼鈑−あるもの−軟鋼鈑という感じ。

    防御機構としては、ケブラー製ヘルメットみたいに構造的弱点を積極的に作って、弾を内部にも
    ぐり込ませないようにするみたいな。ただし、これ効くのは撃角が80度以上(笑)

    それはそれとして、キャタを付ける云々は基本的にはそれほど効果的じゃないと思うよ。
    先の例にあるように、角度がついてないと厚さが増えるくらいの効果しかないんじゃないかな。
    sorya

  2. どうせ予備キャタピラは積むものだから、せめて装甲の足しになるように積んでおこう…という気休め程度の物かもしれませんね。
    土嚢についてはバズーガやパンツァーファウストなど成形炸薬弾対策だったと思います。
    ささき

  3. 戦車ではありませんが、軽装甲の車輌が成形炸薬弾対策の他に榴弾や銃弾などの破片除けとして土嚢を積むそうです。
    ベトナム戦争で土嚢の有無で生存性がかなり変わったという話があります。
    ふじい

  4. 生存性で思い出したんだけど、なんで日本の自称軍事評論家はガラス=弱いと
    いう思考から抜け出すことができないんだろう。

    確かにAP弾ならそうではある(最近はちがう)んだけど、HEAT弾に対しては強い
    という評価がそれこそ60年代後半からゴロゴロ論文が落ちてるのに。

    あ。土嚢のほかに4突とかに載ってたコンクリもHEAT対策にぐー。
    sorya

  5. 皆様お答えありがとうございます。
    キャタピラはやっぱり気休め程度ですか・・・個人的にはカッコいいので気に入ってはいるんですが(笑)
    しかし土嚢はHEATに効果アリとは知りませんでした(金網がHEAT対策とは知っていたんですけど)
    あと、ベトナムの土嚢と言えばM113の床に敷き詰めて地雷対策にした、と言う話もありましたね。

    >ガラス
    ま、イメージが擦りこまれちゃってますから→ガラスの心臓とかエースとか(笑)

    Sタンクにそんな仕掛けがあるとも知りませんでした。
    低い姿勢と被弾経始で勝負、のイメージが強かった物で・・・
    まぐまぐマグロ

  6. 土嚢に砂を詰めて載せている例としては、北アフリカのイタリア戦車等が挙げられますが、袋に詰められた砂の耐弾性はかなりあったようで、40mmクラスの戦車砲弾の威力をいくらか減衰させることが可能だったようです。
    日本軍のデータでも37mm砲に対して砂の耐弾性は土の倍程度、無筋コンクリートの1/3程度とされています。
    BUN

  7. 初めて書き込みさせていただきます。
    えと、無筋コンクリートで土嚢の3倍との事なのですが、
    大戦中のIII突やIV突にコンクリートを盛ってるのが、射撃実験
    を行った結果、効果無しと判定されたと何かの本で読んだこと
    が有るのですが・・・実際にはどうなんでしょう?
    でも写真を見る限り、当のドイツ兵は末期でもコンクリを盛り
    まくっていますけど(笑)
    やっぱり効き目が無くても安心感が欲しいのでしょうね
    reo


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