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日本の戦闘車両はたいてい(全部?)カタカナ二文字の名称(?)が付いて ますが、あれはどういう命名基準なんでしょうか? taka |
- 質問者です。↑旧日本軍の車両です。
taka
- 戦車のことはぜんぜん知らないどんべです。
確か、「チ」は中戦車のことで、「ハ」は3番目(イ・ロ・ハ)を
意味しているのだったと思いました。
…何の3番目なんでしょう?(自爆)
どんべ
- 戦車の場合、二文字の先の方が、戦車の種別を表します。中戦車のチ、軽戦車のケ、砲戦車のホ、ですね。
後の方が、イロハ順で計画された順序を示します。
試製第一号戦車、試作九一式重戦車には与えられていません。
八九式中戦車はイ号車、九五式重戦車はロ号車、九五式軽戦車はハ号車なわけですが、これらの頃には、まだこの方式での命名がされていませんでした。
しかし、中戦車は八九式のイを始めに置いて、次期戦車の計画による、九七式と並行開発されたより軽量な試作車がチロ車、九七式がチハ車になっていますね。
同様に、軽戦車も九五式のハを始めに置いて、次期軽戦車の九八式はケニ車になっています。
また、チロ車にみられるように、試作されたもの、あるいは計画されたものにも、この符号は割り当てられます。
戦車以外の車両にも二文字の略記号が与えられますが、こちらはかなりアバウトなものになります。
指揮戦車はシキ車、観測戦車はカソ車、戦車隊用力作車はセリ車、のような単なる短縮命名、一式装甲兵車の全装軌式は歩兵・軌道でホキ車、半装軌式は歩兵・半装軌でホハ車、九七式軽装甲車は偵察・軽装甲でテケ車といった具合です。
工兵用の車両機材には、アルファベット二文字の略記号が与えられます。
これも安直で、装甲作業機車は装甲・作業でSS車、機材運搬車は機材・運搬でKU車、超壕機車は超・壕でTG車といった具合。
海軍の特内火艇の略符号の基準はよくわかりません。
まなかじ
- ↑あれ、どうも「特型戦車」って呼ぶのが正しいみたいです。「うちびてい」というのは秘匿名称みたいですね。海軍か艦政本部の「カ」と三菱の「ミ」であろうとは思いますが。
BUN
- ↑BUNさん、冗談だとは思いますが、「ないかてい」ですよ。
影十字
- いいえ、戦中発行の「海軍辞典」にははっきりと「うちびてい」と書いてあります。通常「うちびてい」と呼ぶのが正しいと思います。
BUN
- >4 内火艇って艦載のエンジン付小型船舶のことですよね。
taka
- 九七式と並行開発されたのは「チニ」っす。チハが第一案、チニが第二案ですから。
tomo
- 「うちびてい」←そうだったんですか!
BUNさん、どうも申し訳ございません。
影十字
- どういたしまして。しかし「ないかてい」と呼ばなかった、と言っている訳でもないんです。
BUN
- >3 今更なんですが、補足。
旧陸軍で戦車の開発に関わり、その後陸自の車両開発に関わった方の回想で
は、後半の秘匿名称は相当にテキト~だったみたいです(笑)
特内火艇の「カ」は海軍ではなかろうか?とも・・・
で、今はどうか判らないけど、陸自の車両もその伝統を受け継いで(?)随
分と適当につけてる様です。
tackow