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とても初歩的な質問で恥ずかしいんですけど、こちらでしたら、 めんどうな質問でも教えて頂けるかもと思い、他所のHPにあ る内容についてお聞きします。「偏差射撃(まず、この用語が なんだか解らない)は直接照準(これも実はよくわかりません !)が基本の戦車戦では滅多に使われない」とはどういう事実を指すの? ふみ |
- 移動する目標に弾丸を当て様とする場合、発射された時に照準が合っていても
距離が開いていると弾丸が到達するまでに目標が動いてしまい外れてしまいます。
そこで弾丸の到達までに生ずる誤差を計算に入れて射撃をすれば命中する訳です。これが「偏差射撃」です。
「直接照準」は目標を直接捉えて照準すること。反語は間接照準。
yuji
- 「偏差射撃が戦車戦では滅多に使われない」のは、戦車砲弾は高速度で目標に到達する=短時間で目標に到達すること、目標との距離も比較的短いこと、に因ります。
yuji
- ↑ええと、便乗質問失礼します。
ということは遠距離の目標に対しての射撃は
めったにおこらなかったのですか? それか
ら、直接照準でねらえるようにするには、ど
れくらいまでが有効射程でしょうか? そし
て、これは第二次世界大戦の頃にも適用され
るのですか? 第二次世界大戦当時の、戦車
や対戦車砲の性能では偏差射撃は必要だった
んじゃないかと思うのですが。
オグル
- 例えば、ドイツ戦車が初期に使用した3.7cm砲でさえ、初速は700m/sを超えており、
その一方、戦車同士の戦闘距離が2千メートルを超えることはまれといって結構です。
つまり、戦車の主砲は発射から数秒~1秒かからずに目標地点に到達してしまうわけで、
それよりはるかに移動速度の遅い戦車に避けきれるものではないでしょう。
勝井
- 勝井山賛江
まずは、ティーガーフィーベルを読む。(大日本絵画・ティーガー写真集付録)
シュトリッヒの概念がわかったら、再度書くべし。
まなかじ
- >4
でもさ、止まってる戦車なら兎も角、動いてるの奴には未来位置を狙わなく
ても当たるの??
敵戦車が普通に動いてれば、着弾するまで5m位は動くんじゃないのかな?
独の戦車兵が優秀だったのはその辺のトコロじゃないの?
tackow
- 皆さん、ありがとうございました。
けど勝井さん、自分なりに計算してみましたが、1秒間に700m進む弾丸が700m先の目標に届くとしても、その目標が「歩いている人間」だったとしても1mは後ろにずれてしまうと思うんですが、この「ずれ」は無視できるんでしょうか。戦車は人間の数倍の速度で移動すると思いますので(違います?)数mの「はずれダマ」になると思いますけれど・・・。それを見越して撃つことは偏差射撃じゃないの?
ふみ
- >5.えと、その本は所有してないんですが、とりあえずレスします。
件の文献に「偏差射撃、頻繁に使われていた」とか書かれているなら、以下の文章はその意味を半減させてしまうのでしょうが。
確かに計算上着弾までに数メートルの移動、しますけど、
双方の位置関係まで考慮すると、どうでしょう。
砲弾の飛翔方向への数メートルはもう完全に誤差の範囲でしょう。
つまり、移動距離を考慮しなければならない位置関係というのは、
ほとんど真横から狙い射つ形になるでしょう。
戦車対戦車の戦いでそういう位置関係になるのは、
余程の接近戦か、もしくは完全に奇襲が成立したときくらいではないでしょうか?
普通、ある程度の規模で激突するような戦車戦なら、
互いはほぼ正対する位置関係になるでしょう。
装甲の薄い側面を見せながらの戦いなど、誰も望まないでしょうから。
回避運動としての蛇行なんかは別として、この位置関係なら左右への偏差はほとんど無視できるレベルではないかと思うのですが。
逆に接近戦となって側面を狙えるような場合、その距離は数百~数十メートルのオーダーを切っており、最早偏差などほとんど無視できるような短時間で着弾するものと考えます。
勝井
- 勝井山、偏差射撃ができないのなら、砲手を辞めて歩兵になるんだな(笑)。
クルスク戦でも、突破したソ連軍戦車を側面から仕留めて壊滅させた4号戦車部隊のエピソードがあるぞ。
それに斜めになったらなったで、余計に偏差射撃は難しいんだ。四股と鉄砲が終わったら練習だ練習、偏差射撃の。生き残るためには必要な技術だ。
BUN
- やあ、ついに師匠がお出ましですか。
これでこの問題、決着しちゃったかな?
(滅茶苦茶他の方に失礼な物言い。冗談と思って聞き流して)
ついでといってはなんですが、その四号戦車隊の件、
記載されてる文献を教えていただければ幸いですが。
勝井
- ↑いや、RPGの照準器にすら偏差射撃用のヨコ目盛があるというのに、歩兵に偏差射撃の機会がないことはないかと…
Schump
- 私は勝井氏の回答8の様に考えていましたが実態は違うのでしょうか?
yuji
- yujiさん、どこかで、戦車砲の照準器の目盛り表示を見つけてください。戦車砲にとって偏差射撃は必須の項目だという事がわかります。また余談ですが同じ75mmL48でも戦車と突撃砲は照準器が違います。(突撃砲は遠距離動体射撃が少し難しい。)
四号の件は誰も知らない田舎の戦闘ではなく、クルスクの一連の戦闘なのだから、勝井山は当て推量で他人を混乱させる前に、楽をしないで自分でよく本を読んで見つけること。四股と鉄砲を嫌うからデタラメ率が上がるんです。
BUN
- 歩兵の偏差射撃と言えば、わが九九式小銃の対空照尺にも偏差射撃用の目盛りがあるぞ。
BUN
- ついでに一言。砲弾初速がWW2時より遥かに高い現用の戦車でも風向や目標速度を勘案して
偏差射撃を行っています。第三世代戦車が搭載する最近の射統装置はここらを自動的に修正して
くれますけどね。
まあ戦車の偏差射撃を簡単に理解したい場合はPS/DCの「パンツァーフロント」かPCの
「Panzer Commander」をプレイしてみることをお勧めします。高速移動中の戦車に砲弾を
当てるのが如何に難しいか良く分かります。
大塚好古
- >13
「デタラメ率」(笑)
tackow
- >15
うぅ・・「Panzer Commander」ですか、、挫折した身には辛い言葉ですが
偏差射撃って難しいですよネ。ゲームの中ですら・・
tackow
- >17
うんうん、難しいです
最近は5発撃って1発当たるかもしれないレベルになりました(爆)
戦車兵って偉いっ(;_;)
SUDO
- PzFの単語に反応(w
それはさておき、
>普通、ある程度の規模で激突するような戦車戦なら、
>互いはほぼ正対する位置関係になるでしょう。
1戦場単位で互いが真っ正面むいたまま撃ち合うのみっていうのは、なんだか
間抜けな気がします。敵ティーガー*4、友軍T34*10だとしたら、迷うこと無く
隊を分け迂回させるのでは。
その場合側面に回り込もうとするT34に対し、ティーガーは直接照準するので
しょうか?
それとも、そういう想定自体がおかしくて、WW2の戦車戦とは両軍が真っ正面
から対峙して足を止めて、あるいは正面突撃で撃ち合ったのでしょうか?
こてらじ
- そ、男らしくてすっごく素敵だけれ、。思いっきりマヌケだよな(笑)。
BUN
- 源平合戦状態ですね、漢らしい。
名乗りもあげたりして。
ダークマター
- >13 BUNさん、アドバイスありがとうございます。照準器の目盛り、書店で探してみます。
yuji
- んだから、ティーガーフィーベル(←ひつこい)
まなかじ
- ↑立ち読みしました。そーか、あの三角がヨコ目盛か…(←気がつけよ)
どんべ
- >8&12
一言だけ
見越し角度は、距離とは関係有りません
SUDO
- >11.
拳銃射撃ですら動目標には見越し角が必要です。COMBAT*MAGAZINE 誌で有名なシューター、イチローナガタ氏はビアンキ・カップ射撃大会での移動ターゲット「ムーバー」を攻略すべく、偏差射撃用のサイト(初期は「…」型の3ドット、後期型は角度選択式)を特注したりしています。
勝井山には零距離攻撃に徹してもらいましょう。破甲爆薬とか吸着爆弾とかパイルバンカーとか(をぃ)
ささき
- 時間差攻撃しょにょ2(笑)しょにょ1は装甲云々。
ライフル砲であるかぎりまっつぐ飛ぶことはないでがんす。
なんでかっていうと回転してるから。
回転方向によって常にカーブかシュートかかるのがふつー。
だから照準機にゃ最初からその偏差分弄られてたり。74もそうだよ。
移動目標に関する偏差射撃についてはいまさらこめんとしませーん(笑)
sorya