QQCCMMVVGGTT
178 ドイツ戦車を見ていて不思議に思うのですが、エンジンはなぜすべてガソリンエンジンなのでしょうか? 艦船用ディーゼル・航空機用ディーゼルなどディーゼルの分野では世界をリードしていたように思うのですが?
Takky

  1. 戦争末期まで主力戦車を30トンクラスに抑える方向だったらディーゼルエンジンの戦車も生まれていたと思います。
    常にエンジンの大きさ重さ、馬力の不足に悩んでいた重すぎる独逸重戦車にとってディーゼルは遠かったのでしょう。
    過給器を、とか誰か言いそうだな・・・。
    BUN

  2. 補給の問題もあったのではないでしょうか?
    戦場で他の車両とも融通しあえるガソリンの方が便利だったと思います

    米軍なんかでもディーゼルの戦車は海兵隊や他国に回されてますし

    SUDO

  3. しかしディーゼルエンジン戦車の代表格T34の大量ユーザーなんですよね。南方軍集団は。
    BUN

  4. 以前にある方とこの件で議論した事があるのですが、モーターブッ
    クの「パンサー」(日本語版)には、
    「ドイツ陸軍は軽油を人工的に合成するのは困難と考えていた〜」
    という記述があります。
    これは本当のところは不明なんですが(だったら空軍や海軍はどう
    する?)、実のところはどうなんでしょうか?
    困難というか、ガソリンに比べて軽油は得率が悪い、という理由か
    も知れません。
    とはいっても、同書によればディーゼル機関を試作、検討していた
    様子が伺えるので、将来的にはディーゼル化も視野に入れていたと
    思います。

    補足ですが、HL230エンジンに過給器を付けて1000馬力級とするプラ
    ンもあった様で。そうなれば、あのエンジンルームに収まる大きさで
    は、とても当時のディーゼルでは実現不可能な数値で有るとも思いま
    す(実際、試作ディーゼルはパンサーのエンジンルームに収まらない
    といった欠点もあったようです。)。
    ちなみに、ドイツではガソリンエンジンと同等の性能を持つディー
    ゼルエンジンは2スト+過給器が本命と考えていたみたいですがJomo
    系の水平対向を念頭に置いていたのかな?

    記憶モードなんで、誤記、記憶違いはご容赦下さい。

    takukou

  5. 船舶のディーゼルは重油だったと思います

    補給問題でいうなら
    T34は別だろうと思います、日本軍だってM3軽戦車を使っていたんだし

    SUDO

  6. >船舶のディーゼルは重油だったと思います
    なんですよね。
    で、当時の人造石油の精製法の一つが重油+?からの
    精製(すいません記憶です)であったので、軽油の精
    製はどうか?(というか勿体ない)と考えていたのか
    も知れません。

    南方軍集団がT34の大口ユーザーだったのは、油田(
    +精製施設)が近いから??

    takukou

  7. 日本の戦車用空冷ディーゼルエンジンをヒトラーが欲しがったとかいう出所不明な話を何かの本で読んだことがあります。ついでに言えば、T-34のディーゼルエンジンのコピーに失敗したという話もあります。もっとも、このエンジンは仏製の液冷航空エンジンをベースに作ったもので、そのことに気づかなかったから(周知の通り、占領下のフランスの工場ではドイツのための操業も行われていたから、上手くすればコピー可能だったかも、もしくは航空エンジン用の一段上の技術を導入すれば……)だとか、このエンジンはアルミ製なので資源がもったいないからだとかいう、失敗の原因らしきものも伝え聞いていますが。
    tomo

  8. >日本の戦車用空冷ディーゼルエンジンをヒトラーが欲しがったと
    そのハナシは結構有名なんですが、ホントなのかなぁ??吉村昭の
    本には無かった様な・・
    少なくとも、当時のドイツはディーゼル先進国故、いかなV2エンジ
    ンがDOHC4バルブといった凝った機構を採用していたとしてもコピ
    ー出来なかった、ということは無いと思うのですが?(事実、噴射
    ポンプはボッシュのコピーらしいですし)
    いずれ、V2エンジンの歴史(フィアットの航空エンジンのコピーら
    しいですね)については今月号のPANZER誌に掲載予定だったのです
    が幻に終わったので・・
    takukou


Back