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波201型潜水艦について調べています。この潜水艦の内部は、前部から発射管室、蓄電池室、司令塔、機関室、モーター室でよいのでしょうか?また、波号潜水艦に関する文献などがありましたら教えて下さい。 吉野 |
- 日本海軍艦艇図面集-日本造船学会編-原書房の図面と、海軍造船技術概要、昭和造船史を調べるといいと思います。
ディテールは各写真集の写真を参考にするといいでしょう。
GO
- お手軽な資料では、潮書房の丸別冊「戦争と人物18 日本潜水艦の技術と戦歴」の中の記事があります。寺田明元海軍技術少佐の手記の中に2ページほどの記事と波201型艤装図があります。艤装図は世界の艦船「日本潜水艦史」にもあります。
これによると、配置は大体あっているようです。ただ、細かな点ですが、電池(室?)の上は兵員の寝台ですし、機関室もディーゼルとモーターは同じ部屋に向かい合って置いてあるようです。順番は前ディーゼル、後ろモーター。
ところで、艤装図に発電機の姿が見えないのですよ。特潜にはあったのに。伊201にも無いようですし、ひょっとして、モーターの軸をディーゼルで回すことで発電しているのでしょうか?
tomo
- 伊号の充電は主機で主電動機を回して行うのが基本です。主機の出力不足を補う為に補助発電機が搭載されています。
伊二〇一は片舷の主機に水中充電装置を直結しており、また波二〇一は主機に直結ですから、他の戦時型潜水艦と異なり水中充電装置=補助発電機が見当たらないのでしょう。
BUN
- 皆様回答ありがとうございます。ところで、この質問とはあまり関係がないのですが、防衛庁の戦史資料室の資料は誰でも閲覧できるのでしょうか?図面とかをコピーしたいのですが。
吉野
- 図面をコピーすることが目的なら、非常にコストと時間がかかりますからお奨めできません。また、波二〇一は確か無かったのではないかと記憶しています。
BUN
- 資料の閲覧の仕方はどういう手順で行えばよいのですか?私としては春休みに時間が空いているので上京して調べたいと思っているのですが・・・。BUNさん、宜しく頼みます。
吉野
- http://www.nids.go.jp/siryousitu.htm
をご覧ください。
まなかじ
- 資料の検索は、昔なつかしい検索カードを繰っての手作業になります。
はじめて行ったなら、それでアタリをつけるだけで一日終わってしまうかもしれません。
テーマがきっちり決まっているなら、閲覧室内に相談窓口がありますので、そこでよさそうな資料を一応はピックアップしてもらえます。
資料のコピーは出入りの業者さんに発注するかたちとなります。
見開き1ページあたり350円(・・・でしたよね?)と、よほどのネタでないとしりごみしてしまうような価格設定となっています。
缶ジュースの販売機はありますが、食事は取れません。
恵比寿駅前は飲食店は極めて豊富なのですが、いったん出るとまた入所手続きが必要になり面倒です。
手間と時間のロスを防ぐ意味からも、昼食は持参したほうがいいと思います。
飲食および喫煙はロビーで・・・まあ、このへんは普通の図書館と同じですね。
あと、資料はみな古いザラ紙なので、ページを繰っているとパルプが飛んで鼻にきます(笑
くしゃみやら鼻水やらの対策も必要かもしれません
まなかじ
- もし出掛けられるのでしたら、誰かと一緒に訪問するのが良いでしょう。盲目的に探しても貴重な時間を費やすばかりですし、何の何を調べたいのか、明確にして置くのがコツと言えばコツでしょう。日時が決まればご案内できるかもしれません。その時は「真実一路」にメールでもください。
BUN
- 見開き1ページあたり350円とは結構馬鹿にならない値段ですね。関西圏に住んでいる私としては交通費も大変なので・・・。ちょっと考えてみます。
吉野
- いや、大きさによりますが、見開きで130~150円見当だと思いますよ。
ただし、大きな図面や表なんかは分割して撮影するのでそれでは収まらない可能性がありますが・・・
ちなみに何故か職場に某複写屋の請求書が何枚かあるのですが、
基本料:350円
マイクロフィルム撮影:60円/コマ
マイクロコピー:60円/コマ
に加えて、必要に応じて分割撮影代コマ/90円、とかが掛かります。
従って、普通の古文書だと見開き120円×枚数+基本料、となる訳です。
tackow
- 食事の件ですが、正門の近くに”目黒”という食堂があります。
別に民間人が行っても文句を言われないので、いつも私をそこを利用しています。安くておいしいんですが、おばちゃんが無愛想なんで来ちゃまずかったかな?と言う気持ちになってしまいますが、別にいいようです。
GO