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日本駆逐艦が当初から高角砲装備だったなら, もっとマシな戦いができたように思えますが, 設計段階で論議されてた形跡はありませんか? 米艦が両用砲装備って情報くらい掴んでいただろうに. やはり予算と製造能力がネックか…? 勝井 |
- もし旧Ans.Qで議論済みなら,Noを教えて頂けると幸いです.
勝井
- 自動または半自動装填機構と、高角射撃を可能にする照準装置と砲の制御機構を搭載したら「秋月」型になるからではありませんか。
BUN
- いや当初ってのは,
特型…はともかく,初雪とか朝潮あたりで主砲を12.7cm高角砲にすりゃよかったのに,ってね…
ん?その方向で進化が進めば,秋月級が生まれる可能性はかなり低いな…
勝井
- 「秋月」型になるというのは重くてでかくて高くなる、ということ。
勝井山の夢を壊して済まないが、指摘のクラスこそ最も高角砲搭載から遠い艦だと思うぞ。
BUN
- 特型の中期以降はB型砲で、仰角70度になってますね
これは、英国の駆逐艦が戦時建造型に至るまで
殆ど仰角55度程度だった事を考えれば、十分に先進的です
重量問題で、これらはC型(仰角55度)になってしまい
再び70度になるのは夕雲型のD型ですが
技術的・政治的な制約が無かったら
特型以降の日本駆逐艦は全て、高仰角主砲だったでしょうし
その場合、高角射撃に対応した射撃指揮装置もいずれ標準装備になったでしょう
(現実には、これも夕雲型からになってますが)
ただ、そこから、より一歩進んだ、高角砲装備は困難でしょう
何しろ、重量が大幅に増加しますから
勝井山の指摘する朝潮級とかの時代は、条約制限への無茶な挑戦と
それが船体強度、復元性といった形でのしっぺ返しを受けた
ある意味、一番冒険をしていない、低スペック艦ですから
こうした、冒険を許すような可能性は一番無かったのでしょう
SUDO
- そもそも高角砲のプラットフォームとしては駆逐艦は適性が無いという見方もあるのではないでしょうか。
BUN
- ワタシ的には、相当に無茶な提案ですが、松級の主砲を九八式連装2基、
としたら面白かったかとも考えます。
当然、この場合には雷装とのバーターになりますが、中国やソ連では結構
重宝がられたのではないでしょうか?
takukou
- さすが、秋田の銘酒を日々味わっているだけのことはあります。
「贈って喜ばれる賠償艦」、その心遣いが大切だと思います。
お中元はこれで御願いします。
BUN
- 中元の件ですが、了解しました。舞鶴あたりに手配します。
ワタシは「三笠」タイピンで結構です。
takukou
- やっぱり射程が短くなるのを嫌っていたのもあるのではないでしょうか。昭和2~3年頃の軍備制限研究会の答申によって、対空火力を強化する努力はされているようですが、主砲に関してはあくまで両用砲という名の兼用砲のみで終わっていますから。もし米軍の両用砲の装備の報を聞いていても「しめた、水上戦闘が楽になる。」くらいにしか思わなかったのではないかと。
それと、たとえ高角砲を積んでいても、米軍のような緊密な輪形陣を組まない限り、あまり変化が無かったのではないかと思います。火力を集中し、互いの死角をカバーしてこそ、初めて有効な対空砲火となりうるのですから。
tomo
- 米軍は駆逐艦を含めた緊密な輪形陣なんか組んでないですよ。
BUN
- 少し乱暴なこと言えば、日本の駆逐艦は水雷戦用の鑑ですよね。
そうすると、相手に発見されにくいようにすべての鑑が、
できるだけ低いシルエットでまとめられています。
なので、その観点から言えば、背の高くなる高角砲を積むのは、
好ましくない。したがって、平射砲で我慢(?)したのではないでしょうか。
Takky
- ↑11
大戦初期は輪形陣を取っていてもワッカの半径は大きく、任務分担も曖昧でしたが、マリアナ沖海戦辺りからきちんと計算された5VAと呼ばれる輪形陣を組んでいた、と聞き及んでおりますが?
tomo