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3501 ここに書き込むほどではないと思ったし第二次世界大戦のことでもない。
質問するのも気が引けますが、一応ここで聞いてみます。
F-22は実戦配備されているのでしょうか。
されているとしたら、今回のイラク攻撃には参加したのでしょうか。
また、日本への輸出などは考えているのでしょうか。
私は英語があまり読めません。日本語のホームページで一応探してみましたが、配備されているかどうかの判断が出来るようなページはありませんでした。誰か教えてください。
同島翔

  1. 実戦配備は来年の三月とかからだった気がする
    Aza

  2. まだ実戦配備されていません。現在の予定では2005年末までには最初の実戦飛行隊が作戦可能状態になる予定です。現在はテスト飛行を続けつつ、訓練飛行隊の準備を進めています。
    輸出については不透明ですね。輸出したとして買える国が少ない(F-15より高いのです。F-15 は米国を含めても四ヶ国でしか使っていません)ことや、安全保障も考慮すると、輸出を認めるかどうか。
    tac

  3.  HPが当てにならないのなら月二千円から3千円程度の投資を書籍にした方が
    マシです、只で得られる情報には限界があります、現代機を追いかけるのであれ
    ばなおさら航空誌等を本屋で継続購入した方が有益です。
     ここでの回答者は大なり小なりその手の投資をしています、その結果のみを只
    で手に入れるようなものです。

     イラク攻撃に参加した戦闘機についてはここ何ヶ月かの航空誌で特集が組まれ
    ていますし、F−22についてもここ何年かの航空誌で記事等が組まれています
    から日本語の読解力に不安が無いのであれば問題なく情報が手に入ります。

     それ以上の情報が欲しいのであれば英語があまり読めません等と泣き言を言っ
    ても始まりません、英語翻訳頁など理解の助けになる頁やソフトはいくらでも存
    在します、公式頁などに挑戦して見る事を勧めます。
    ooi

  4. >日本への輸出などは考えているのでしょうか。

     日本に入ってくるなら、ライセンス生産という形が採られるでしょう。ただ、F−Xの話が、現在、どこまで進んでいるかは判りません。(たしか、ほとんど進んでなかったような気がする)
     更に、仮にF−22が導入されるならば、米国である程度の実績が出てからとなるでしょうから、入ってくるにしても、ずいぶん先の話となるでしょう。
     なお、某社で、F−Xに関する検討みたいなものが、ずいぶん昔に行われました。この時、当時のYF−22の他に、YF−23、SU−27、ラファール、EF−2000の名前が上がっていました。(当時、話題の機種を羅列しただけという話もある)
    PRCA

  5.  F−22の導入の可能性は低いのではないのでしょうか。まずステルス性の問題、これは立派に「侵攻兵器」となります。ステルス性が不要とは言いませんが、専守防衛を掲げる日本の自衛隊にとってF/A−22のステルスの特性上、少し能力的に過剰かと思います。
     あと、価格の面で、一機あたりの単価が1億8760万ドル、1ドル=125円と仮定して約230億円(2001年三月現在)これが、米空軍での価格ですから、仮にライセンス契約で作るにしてもF−15Jの経緯から見ても値段はほぼ倍・・・・・仮にこれからの日本が経済的に恵まれても日本を防衛できる数を調達ができるとうは思えません。(F−15も実際には少ないと言われてますし。)
    http://www.ac.wakwak.com/~dora/aircraft/f22/f22.htm
    小師

  6. >5
     ステルス性がある事=侵攻兵器と見なされる訳ではありません、むしろ今後の
    戦闘機(と言わず、兵器)には殆ど要求される能力の一つと言って良いでしょう。

     また、F−22の場合は例に挙げているHPにもある通り空戦に勝つ為にステ
    ルス性を要求されており、侵攻能力の向上の為に要求された物では無い所にも注
    目した方がいいでしょう、別に自衛隊の構想に向かない訳では有りません。
     ステルス性があるから能力的に過剰であるという発想は既に過去の物なのでは
    ないでしょうか。
    ooi

  7. > 仮にライセンス契約で作るにしてもF−15Jの経緯から見ても値段はほぼ倍
     F86F(1.4億)F104J(5.5億)→F-4EJ(20億)→F-15J(110億)→F-2A(120億)
     と言う流れから見れば明らかですが、物価の高騰などを顧慮しない単純な調達価格で比較であれば、倍程度は珍しくないかと。

     なお、F-2もステルス性を考慮して開発されていますので、F/A-22ほどではないかもしれませんが、立派な「ステルス戦闘機」(しかも大航続距離と高い攻撃力を持った)です。
     F/A-22のステルスにしてもB-2ほど本格的なものではなく限定されたものだと聞きます。
     F-2のステルスは良くて、F/A-22のステルスは駄目というのであれば、それを測れる根拠や基準を示す必要になるのではないかと思います。
    T216

  8. ありがとうございます。
    自分の情報収集力のなさに呆れました(本気で)。
    次からは書籍に投資してみることにします。
    F/Aー22など初耳です。
    「Fー22の攻撃型を開発中」などという話は聞いたことがありますが。
    >価格
    Fー15からほぼ40年が経って、2倍でも安いかと思います。
    同島翔

  9. F-15の初飛行は1972年、せいぜい30年では?
    それと、1972年当時と比較して物価が2倍以上になってないと、安いとはいえないかと。
    通りすがり

  10. >価格
     正直、飛行機の価格のみ右肩上がりの高騰が許される訳じゃありません。
     まあ、安くは無い事だけは確かですが、べらぼうに高いかと言えば物価上昇分
    等の考慮を考えれば多少は割り引かれるはずですし、米軍の度重なる計画縮小に
    よる単価の上昇も見逃せない事実ではあります、また、性能の上昇によってモノ
    がお高くなるのはある程度当然でもあります。
     それに今の価格なんて物は精々参考にしかならないのでは無いでしょうか、米
    軍単独の今の調達数からはじき出される機体価格と、仮に自衛隊や第3国の導入
    数まで計算に入れた場合にはじき出される機体価格は個々に違ってきますし、ま
    た逆に米軍の調達数の増減によって機体の単価も替わってきますから。

     それゆえ、メーカー側としてはある程度海外に売り込みをしたい様で、一定の
    セールスをしてはいるようです、まあ、あまり積極的と言うほどでも無い様です
    が、空自やイスラエル空軍仕様F/A−22の予想図のリリースをしたり程度の
    事は行なってはいます、まったく売る気が無いって訳ではないつー事です、実際
    の輸出に対してはけっこうハードルが高い(機体の価格/安全保障等)せいか話
    がまともには聞こえてきませんが。

     まあ、かと言って半額になるような事は無いでしょうが、単純に数字だけを捉
    えて高い安いの話をしてもあんまり有益では無いでしょう、機体の価格は導入す
    る場合の一要因でしかありません、単純に価格だけを優先するのであればF―1
    5導入の際にF−16が採用されてもおかしくありませんし、F−2導入の際に
    コストダウンの為に要求仕様が削られてF−16と殆ど変わらないような機体に
    なっていたかも知れません、どれだけの性能が要求されるのか、候補の機体は要
    求を満たしうるのかが重要で、価格なんてのは重要ではあるけれども最重要の要
    因ではない、それだけの事なんです。
    ooi

  11. F-15は改造が効くからまだまだバリバリ現役って感じですよね。
    まぁ、日本としてもノウハウを吸収し、それなりに研究も進んでいるので言い値で買わされるようなことは無いと思いますが、結局のところは担当官と担当会社の交渉力によるところが大きいです。
    アメリカのメーカーはホント日本をなめ腐ってやがりますからマジで頭にくることは度々あります。不具合とか改修案を通知しても「これは単に個体の不良だから問題ない」とか言って「新しいのと交換してね」という感じです。
    「我々の設計は完璧、ジャップ如きが設計に口出すな」とか思ってますよ、絶対。
    正直、日本の専門の企業を集めて作らせた方がはるかに早い安い旨いものが出来るよな・・・なんでこんな契約・・・。って思うのがあります。

    とりあえず、次期F-Xは例のエンジンが完成してからのほうがいいと思いますね。
    どうも

  12.  F−Xの選定にあたって、最も重要視されるべきは、「導入時の脅威に対応できるか」と「導入後、数十年使い続けるに当たって、第1線級であることができるか」ではないでしょうか。仮に価格が高くとも、長い年数使えるならば、ペイできると考えます。(購入価格もライフサイクルコストの一部としてみる)
     また、専守防衛という考えの我が国では、侵攻してくる脅威にとって、もっとも都合がよく、体制が整った状態であった場合でも、これに対応しなければならず、「できるだけ、性能の高い機体を装備していたい」という考えもあります。
     このため、F−X選定に当たって、価格は最優先検討事項ではなく、性能が最優先検討事項になると考えます。(安いに越したことは無いが、安かろう悪かろうでは、お話にならない)
     なお、F−X国産は、メーカーの悲願(大げさ)ではありますが、F−2の事例があるので、防衛庁は二の足を踏みそうな気がします。(たしかにアメリカメーカーの対応は腹が立ちますが)
    PRCA

  13. 防衛関係費の推移をみると
    1兆5124億円(S51)→2兆5661億円(S57)→
    4兆5518億円(H4)→4兆9400億円(H14)
    で、増加の度合いが近年頭打ちになっていることがみてとれ、
    F−15の導入決定時(S51)とは相当状況が変わっていること
    がわかります。

    この額自体が人件費などの簡単に削れない義務的経費まで含んものである
    ことや政府予算全体の動向を考えれば、装備調達にまわせる額が今後10
    〜20年の期間中に大幅に延びるということは、まず想像できません。

    装備調達費全体のパイが増えないとなれば、これからは極端に言えば、
    単価の絶対額があがれば、調達できる絶対数が減る(もしくは調達に要
    する年数が延びる)という時代になります。

    いかに個々の能力が高くとも、必要な時期に必要な数を揃えられないよう
    な機材では、戦力全体として考えたときに導入する価値があるかどうか、
    ということも性能自体と同じくらいの重要度で今後は検討せざるを得なく
    なるでしょう。(いわゆるAffordability)
     ましてやF−22でなければ全く対抗できない敵機が、今後どれだけ
    周辺諸国に配備されるのかまで考えれば、F−22導入については、なか
    なか簡単にはいかんというか、簡単に考えて欲しくないと思います。
    航空自衛隊としては、そりゃ米空軍の主力機を装備したいでしょうが。           
    アインベオ

  14. F-15があまりに良すぎるので、次の人(機体)は大変だとおもいますよ。
    予算で見てF-15の代替がF-35っていうのは、性能は自体はそれほど問題ないと思いますが、格の違いでかなり見劣りします。GT-Rがランエボに変るようなもんですから。単発だし。
    適当な代替機なしということでまた共同開発っていう線が無きにしも非ず・・・。
    タイフーンやラファールは考えられないですし。
    空自としてはマルチロールを意識しているのか、要撃性能を追求したものになるのか微妙ですね。
    聞けるチャンスがあれば聞いて見ます。
    どうも

  15. >14
     今要求されているF−XはF―15後継機ではなくてF−4後継機です。
     無論、F―15以上の性能は要求されるでしょうが、あんまりごっちゃにした
    話をするのもどうかと思いますけどね。
    ooi

  16. まあ、現実的に考えれば F-2 を要撃任務向けに小改修して(しなくてもいいか?)使う、のがよろしいんじゃないかという気はする。調達機数が増える分、単価を下げられるという期待も含めて。
    ただ、これをやると支援飛行隊の実質的増強になってしまうんで、周辺諸国への配慮が云々、って話になってしまうのがね。
    tac

  17. いやー、F-15Kの二の舞になるのはちょっと避けたいですね。いまさらF-16かよって感じで、しかもF-2に至ってこれ以上の発展性はあまり期待できないですし。
    いまちょっと(いろんな意味で)恐ろしいことを考えてしまったんですけど。

    F-15ベースの共同開発・・・(爆)

    単独で開発って言うのは、技術力以前に大人の事情で無理だと思うんですよね。
    タイフーン・ラファール・Su−35は一つの完成形だとおもうのですが、それよりさらに+αとなるような特徴のある機体ってどんなのでしょうね?

    どうも

  18. 17>
    過去ログ保存を考慮して、資料を見ながら書き込みされている方が多いサイトで、根拠を提示されずに語られても困りますね。
    せっかく良い情報をお持ちなようですから、根拠を明らかにして書き込みなされば有難いと思います。
    昔不沈艦

  19. 軍事マニアの方々の気に触ったのならすいません。
    私は代表して語れる立場の人間ではないので根拠を提示することは出来ませんし、私の発言の正当性や信憑性を公的に証明するつもりもございません。
    ですから、「まだ夏休みには早えーぞ厨房!」と言われも反論できません。
    誓約書を改めて書かせたりして最近は特に神経質になっているのもあるんですが、そもそもがどこまでを言って良いのか具体的な基準がないので非常に曖昧な表現になります。基地祭とかで自衛官が簡単な質問にも渋るのはそのせいだと思います。(私は自衛官ではありませんが。)
    それがかえって軍事マニアの方々の癪に障るようですが、その場合は読み飛ばしてくださりますようお願いいたします。


    どうも

  20. >2 tacさまの補足です。
    2003会計年度までの調達数が45機、
    2004年調達予定数が22機、
    2005年調達予定数が24機となっています。
    http://www.saffm.hq.af.mil/FMB/pb/2004/afprocurement/Aircraft%20Procurement%20FY%2004%20PB%20Vol%20I%20.pdf

    配備予定は、空軍は2005年に配備する予定としていますが、
    それは議会からの公式なオーソライズを受けたものではありません。
    不具合発生などで遅れる可能性はまだ残っています。

    現在の所、F/A-22は276機調達される予定ですが(空軍は381機を希望)、
    アメリカの専門家の中には、F/A-22の調達数をさらに減らし、
    F-15、F-16を再生産(+ソフトウエアのアップグレード)して
    現有機をリプレースすれば、予算が節約出来ると主張している人もいます。

    (Michael O'Hanlon, Defense Policy Choices for Bush Administration 2001-2005.なお、この手の議論を日本語で紹介したものとしては、近藤重克、梅本哲也編『ブッシュ政権の国防政策』(日本国際問題研究所、2002年)の第5章があります)

    日本でもこの手法が使えるのではないでしょうか?
    最優先で予算を割かなければならないのははミサイル防衛ですし。


    ポトマック

  21. 皆さんいろいろなことをご存知だし、考えられていますねぇ。
     さて、まず、F−15J/DJが、F−15改として、あと15〜20年(へたすりゃ30年)は運用され続けるであろうことを前置きしたうえで、
     根拠としては、弱い話ではありますが、過去の航空自衛隊のFI機としての採用機種をみると、米空軍の採用機ばかりとなります。つまり、米空軍と強いパイプがあるわけです。(官も民も)アメリカメーカーの態度に腹が立つけど、技術的サポートを受けやすい状態にあります。(つまり、そういう連絡網があり、確立している)
     これは、機体納入後、メーカーが後方支援を行う上で、強い武器となります。(機体は収めてそれっきりではない、メーカーは、さまざまな形で、航空自衛隊を支援している(生産が終わったF−15でも毎日のように))
     このため、米空軍機の採用は、その後の支援体制を確立しやすいという点で、楽です。(他国とはあまりやったことがないので未知数)
     また、先にも書きましたが、場合によっては、少数で、多数の敵を向かえなくてはならない事態が想定されます。(専守防衛の我が国では、進行されるならば、ほぼ全て、そのような状況と思われる)このような体制で、能力の劣る機体が、いくら多数いても、最初の脅威進行に対し、数が揃えられるとは言い難いです。パイロットの全てが、365日、24時間不眠不休でアラートに就いているわけではありません。
     現在は、必ず、夜間や休日は手薄となります。脅威が、このような状態の時、進行してきても、ある程度(こちらの体制が整うまでの時間稼ぎ)、対処するためには、少なくとも優秀な機体を装備していたいというのは、運用サイドの当然の要望ではないでしょうか?
     また、機体の能力に関しては、F−15でも、常に能力向上が図られています。これは、F−15改、MSIP機といった話ばかりではなく、必要とあらば、新製機から、もしくは既納入機であっても改造を施されています。これにより、F−15は今でも第1線級であるわけです。次のF−Xでも、当然、同様により第1線級であることを堅持するわけです。初号機納入時の能力のままということは有り得ません。
     安かろう悪かろうという機体で、パイロットがホットラインに立つことを、私は望みません。
    PRCA


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