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現在の航空機は、方位を知るために、ジャイロコンパスは使用していないのでしょうか。 以前は、磁気コンパスが主流だったような記憶があるのですが、少なくてもINSを使用する程度の航空機だったら、ジャイロコンパスを使用していても不思議ではないような気がするのですが。 SAW |
- 磁気コンパスは必須の備品、ジャイロはオプション(計器飛行時に必須)となっています。ただ航空機の管制はすべて磁気方位が基準ですので、ジャイロも磁気コンパスに合わせています。またジャイロの計時誤差を補正するため15分に一度は磁気コンパスとの一致を確認するよう推奨されています。
ささき
- ジャイロコンパスとは方位の単なる一時記憶装置で、色々な誤差が生じます。例えば地球の自転に
よるドリフト誤差や加減速による誤差とか。その問題点を修正し発展させたものがINSです。
つまりINSはジャイロコンパスの発展型なので、わざわざ旧式の装置を積む必要は無いのです。
では何故ささき氏の言うように磁気コンパスが必須なのかと言うと磁気コンパスには電源が
必要無いからです。航空機には非常事態を想定しており、その中には電源が全て失われる事態も
想定されておりINSやジャイロの様に電源を使う装置が使えないような緊急時には磁気コンパス
が必要になる訳です。
民間機しか知らないので軍用機がどうなのかは他の方に頼みます。
jas1
- ご教示ありがとうございます。
SAW
- ↑2大型船舶にマグネットコンパスが残されている理由と同じですね。
SAW
- OMEGAが無くなった今、船舶はどうなんでしょうか?やっぱりGPS?
jas1
- ↑うーん、やっぱり、ディファレンシャルGPSが多用されている
みたいですな。
ロランCも、まだ、米国から海保がひきついで、がんばってるみたいですけど。
SAW
- 懐かしい。
ロランやNNSS関係のエンジニアだったのですが、その後GPSに変わって、
今は全く関係の無い仕事になりました。
10年ほど前、GPSは3次元測位の出来るのは一日に2時間ほどでしたので、
測量には衛星の飛来予報ソフトが必須で、それ用にJ3100SGTを使ってました。
今ならCPUに内蔵のNDP(80387)が何十万円もしたんですよ。
kazz
- NNSS(Navy Navigation Satelite System)
でしたかな。
名前しかしりませんが。
SAW