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航空母艦の着艦シーンを映像で観ると、飛行機が着艦フックを外す時、ほんのわずかバックしているようですが フックを外しやすくする為でしょうか? その時、どの様な操作をするのですか。 エクストラ |
- ワイヤの張力で引き戻されているだけのはず。従ってパイロットの動作はブレーキの調整だけでは。
Qwerty
- 着艦制動装置(フック引っ掛けるワイヤーとその一式)は、油圧や電磁ブレーキ(モーターみたいな奴か)でワイヤーの引出しに抵抗を加えてるだけなんで、ゴム紐のように張力で戻る、ってことは無いと思います(ワイヤーの復帰には電気モーターや圧搾空機を使う)。で、フックを外す場合は甲板要員が人力で機体を押してバックさせ、ワイヤーを弛ませて外す訳ですね。
ご質問の着艦シーンが、WW2の頃のなのか現代のなのか判然としませんが、少なくとも旧日本海軍の場合は上記の如くだと思います。
revi
- これは、回答というよりも「そういう記述を見たことがある」という紹介
なのですが、旧日本海軍の搭乗員の手記としてですが、着艦の最後の瞬間
スロットルを絞って三点姿勢、停止となりますが、そのままスロットルを
絞ったままだと、母艦の飛行甲板上は合成風速15ノット程度ありますので、
機体が後退してしまい、フックをはずす作業がうまく行かない、それに対
して発着甲板指揮官が「スロットルを少し出せ」と信号する、なんてのが
ありますね。もっとも、ブレーキを使わんのかなとも思うと、すぐ直後の
記述に「ブレーキを踏んで」なんてあるのですが、結局使い分けが良くわ
かりません(答にもなんにもなってませんね)。
今泉 淳