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Q342の8.で質問した事ですが、改めて&追加質問です。VT信管はステルス機(F117)に反応するのでしょうか?そもそもミサイルはロックオンするのか?追尾するのか?もしミサイルが当たらなければ目視で機銃の出番?また、もしアメリカ側がステルスで攻められたらどう対処するのでしょうか?(暗視装置で探すとか?)艦船の方の質問でウエーキホーミングは対抗策がないので使わないというのを読んだ記憶があるのですが、だとすればアメリカはステルスの対抗策をもっている? ぎんが |
- いや、私もVTは疑問に思ってたんだけど古くなってレスが付かないからそのままになってました。
で、対抗策ですが、自然界で多くの所から出ているのは光と赤外線ですから、昼は可視光線、夜は赤外線を使うのが最もいいんですが(こっちから発射しなくてもいいから)、昼間なら可視光線は結構効果があるはずです。
F117も昼は出撃しないそうだし。
あとは地上のサイトから強力な電波を出して航空機はパッシブのみとか・・・(自機も照らされるけど)
ユーゴでは聴音機でステルス機を迎え撃ったらしいけど、最後は可視光線が頼りになるとはなんか昔に戻ったみたいですね。
J
- ステルスはレーダーに映りにくいというだけで、100%映らないわけではありません。角度によって反射率は異なりますので(Rader Cross Section:RCS と呼びます)、発射角をうまく選べばロックオンできるはずです。逆にステルス側としてはレーダーに対しなるべく反射率の少ない角度を見せて飛ぶのが生き残るコツになります。近接信管についてはよくわかりませんが、照準レーダーほど指向性の強い電波を使わないのでかなりの確率で作動するのではないでしょうか。総じて一般に信じられているほどステルスが万能とは思えません。ある特定の条件下(暗夜、標的までの経路と敵レーダーサイトの位置は予め確認済み)でのみ威力を発揮する技術だと思います(ささき)
ささき
- ↑の通り、反射角をうまく選べばRHAAM、RHSAMもロックオンできますが、
その角度を「維持しながら」ミサイルは目標に向かわなければなりません。
機体全周でミサイル誘導が可能な機体なら、斜め後方に遷移し、同航で
ロックオンを続け、ミサイルを撃つとか、アクティブレーダーホーミング
ミサイルが、横滑りして角度を保ちながら突っ込むとかしない限り、ロックを
外してしまうでしょう。これでさえ、敵が気づいて旋回したら、
反射角を外してしまうのです。
現実問題としては、不可能ととらえていいと思います。
F117、B-2はエンジン排気を拡散させてIRミサイルのロックオンが
し難いようにしていると聞いています。とはいえ、接近できれば
ロックオン可能でしょう。
F-22については、こういう工夫はされていないようなので、
IR誘導ミサイルが通用するはずです。
第一世代ステルス(F-117)は全部斜め平面で機体表面を構成し、
その不安定さはFBWで補える目処がついたので、開発できました。
これほどのFBWのノウハウを持った国で、アメリカに敵対する
ようなところは現在存在しません。(敵対しない国なら、
スウェーデンがノウハウを持ってる。イスラエルはラビでFBW
やってなかったっけ?)
つまり、ステルスを使っているのは、対抗策があるから、
ではなくて、ステルス機を作れる技術力を持った敵性国家が
全く無いから、というのが正解のような気がします。
最高機密の一つであるはずのステルス機の写真が広く出回って
いるのは、アメリカの自信の現われと見ていいと思います。
SADA
- 確かにアメリカにステルスに対する対抗手段の用意があるようには見えませんね。考えられるのはIRSTぐらいだけど、機上レーダーの代わりぐらいにしか使えないのでやはりステルス機への対抗手段としては誠に貧弱。
ハヤブサ
- 形状ステルスの場合、一方方向にしか効果がないので
例えばバイスタティックとかされると、ちゃんと映ります
(イメージとしては多方向から照射する感じね)
米軍が戦術情報からレーダー発振まで
全てネットワークで共有化する方向に向かってるのは
ソフトウェアでバイスタティックする為の布石ではないかと思ってます
あと、エンジンの放射熱押さえても
高速で飛翔したら摩擦熱で発見されると思います
IIRのヘッドを作れる技術が有れば
短距離用FCSに赤外線併用型を使うって手が有ります
確か仏海軍のFCSに有ったと思うけど、今後は増えるかも知れないですね
SUDO